肩こりや肩甲骨周辺のこりは、筋肉が緊張している状態が続くことで起こります。筋肉が緊張で硬くなると血行やリンパの流れが悪くなり、不快な症状に悩まされます。また、自覚はなくても肩周辺はこっていることが多いものです。
リンパティック・ストレッチを考案した前新マミさんに、肩こり解消の体操を教えていただきました。
腕全体を動かして肩こりを解消する
腕から肩まわり全体、肩甲骨を大きく動かして、筋肉を緩めていくストレッチです。
腕をねじるように回転させると、二の腕の脂肪が落ちやすくなります。
歌いながらリズミカルに腕を動かしましょう!
歌いながらだと不思議と長時間腕を上げていられる!
童謡「夕日」のフレーズに合わせてやってみてください。
"ギンギンギラギラストレッチ"のやり方
<こんな効果があります>
・肩こり解消
・肩甲骨周辺のこり解消
・二の腕のシェイプアップ
①腕を前へ伸ばす
ひざ立ちになって腕を前へまっすぐに伸ばし、ドアノブをつかむときのように指先を軽く丸めます。
ドアノブをつかむときのように軽く指先を丸め、少し力を入れておきます。
②腕を開いていく
指先を小指側へ回転させながら、腕を開いていきます。
Point! 必ず小指側に回します。
↓
③何度か指先を回す
自分の限界まで腕が後ろにきたら、そこで何度か指先を回転させます。
日本人には肩こりが多い
頭の重さは5~6kgくらい、腕の重さは体重50kgの人で片腕3kgほどといわれています。
頭は背骨の上にちゃんとまっすぐ乗っている状態で5~6kgなので、少しでも前に出ていたりすると、とたんに重力の影響を受けて、筋肉への負担は倍にも3倍にもなってきます。
重い頭や腕を支えているのが肩や首、肩甲骨周辺の筋肉です。
特に日本人は骨格上、頭の重さに対して首や肩のつくりがきゃしゃなので、肩こりを感じやすいといわれています。
肩こりの人は肩甲骨の周辺がガチガチになっていることがほとんど。
「肩甲骨はがし」などといわれるように、肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を保つことは、肩こり予防・解消に大切です。
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取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange