毛対策に必要不可欠なのは、頭皮そのものの状態を良くすることです。髪の毛を花に例えるなら、頭皮はそれを育てる土壌です。花にいくら水や肥料を与えても、それを育てる土壌が荒れていては美しい花は咲きません。頭皮が荒れていたり、ヘアサイクルが乱れていたりすると、傷んだ髪の毛しか生えてこなくなるのです。そこで今回は、お風呂上りに効果的なマッサージ方法をご紹介します。
前の記事「毎日の決まりごとに!シャンプー時の薄毛予防「頭皮マッサージ」とは/頭皮マッサージで薄毛予防(1)」はこちら。
お風呂上がりのひと手間で頭皮の血流をアップ!
シャンプー時のマッサージにくわえて、もうひと手間かけられるなら、お風呂上がりは首やリンパをほぐすマッサージを加えてみてください。頭皮だけでなく首やリンパをほぐすことで、頭皮への血流をさらに良くすることができます。特に肩こりがひどい人は頭部への血流が滞りがちなので、しっかりほぐすのがオススメです。効果をより上げたい人は、育毛剤を使ってみてもいいですね。ドライヤーで乾かした髪に塗ることで、頭皮への浸透が高まりますよ!
ツボ押し&マッサージの方法
1 首のリンパを流す
リンパが詰まりやすい耳の後ろを通り、首の側面まで指でマッサージします。
2 頭をタッピング
つかむ→離すを繰り返すように頭皮をポンポンとマッサージして血行を良くします。
3 頭頂部→首へ向けてもむ
指でギュッと頭頂部をもみます。だんだんと後頭部へ移動させ、首の付け根が終着点。
4 鎖骨のリンパまで流す
肩から鎖骨までのリンパを流します。左肩なら逆の右手で行うと力が入りやすくなりますよ。
余力があったらツボを押してみましょう!
【首の付け根】
血流が滞るところなので両手の親指で3秒押しましょう。強く押し過ぎると気分が悪くなる場合もあるので「痛気持ちいい」がベスト。
【頭の上】
頭の上は骨の接ぎ目なので疲れがたまるところといわれます。頭頂部の半径5cm周りを両手の親指で押して頭のこりを取りましょう。
取材・文/荒井さやか ヘアメイク/野崎裕子 撮影/楠本隆貴(will creative)モデル/後藤栄子