ダイエットに挑戦したけど、1カ月で挫折した・・・。そんな経験ありませんか? 実はそれ、あなたの「味覚」のせいかもしれません。太る食べものを求めてしまう味覚を、やせやすい味覚へと無理なくチェンジする――。10万人以上のダイエットをサポートした医師・工藤孝文先生の話題の著書から、「目からうろこ」の考え方&実践方法を5回にわたってご紹介します。
※この記事は『1日1杯飲むだけダイエット やせる出汁』(工藤孝文/アスコム)からの抜粋です。
あなたが太っているのは味覚が狂っているからです
私はダイエット外来で、多い日には1日に300人ほど、延べ10万人以上の患者さんと接してきましたが、みなさんダイエットの情報について本当によくご存じです。
何を食べたらいいか、どの食材にどんなダイエット効果があるかなど、私がアドバイスするまでもないくらい、たくさんの知識を持っていらっしゃいます。
それなのにやせられず、ダイエット外来を受診されるのはなぜなのでしょうか?
それは、味覚が狂い、「デブ味覚」になっているからです。
では、あなたの味覚をチェックしてみましょう
「デブ味覚」チェック
□ コンビニ弁当やスーパーの惣菜がおいしい
□ おなかがすかなくても時間になったら食べる
□ 肉はヒレよりロースだ
□ 焼き鳥は塩よりタレ派
□ こってりした味が大好き
□ スイーツは別腹
□ 添付のタレやドレッシングは使い切る
□ ソース、ケチャップは必ずつける
□ 外食が週5 回以上
ひとつでも当てはまっていたら「デブ味覚」のおそれがあります。
こってり脂っこい料理、甘辛い濃い味つけ、炭水化物がメインの一品料理、甘いスイーツ、糖分たっぷりの清涼飲料水が大好き。
これに大きくうなずいたあなたは、残念ながら「デブ味覚」の持ち主です。
糖尿病内科医からはじまり、ダイエット外来、自分自身が25キロやせた実体験などから、何をどう食べるかより、まずは食べ物の入り口となる味覚を正常化させることこそがダイエットの近道であり絶対条件であるという結論にたどり着きました。
つまるところ、太っている原因の9割は食べ過ぎです。
食べ過ぎを解消してダイエットを成功へと導くカギは、食欲コントロールとストレスコントロールの2本柱しかありません。しかし、味覚が狂ったまま食事内容をヘルシーな食材や味つけに変えたところで、おいしさを感じられず、ストレスがたまる一方です。これでは、ダイエットがうまくいくはずがないのです。
そこで大切なのが、「デブ味覚」を「やせ味覚」にリセットすることなのです。やせ味覚になれば、これまで好んでいた、こってり味や甘い味を舌が受けつけなくなり、ストレスを感じるどころか、満足感に浸りながら食事内容を変えていけます。
その味覚リセットに最適なのが「やせる出汁」です。はっきりいって、これは最強です。
いかがだったでしょう?
次回以降の記事で「やせる出汁」の作り方や、ダイエット方法などをお伝えします。
次の記事「研究で判明!?「太っている人はこってり味が好き」は本当か/やせる出汁(2)」はこちら。
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