保存がきいて便利な食材の乾物は、どこの家庭にも常備されているもの。その乾物の魅力を再発見! 管理栄養士・料理研究家の牧野直子さんがおいしいレシピを伝授します。今回は生のときより歓談に栄養素が増えている「干ししいたけ」のもどし方と作り方をお届けします。
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大きな干ししいたけが手に入ったら
「干ししいたけステーキ」
1人分110kcal 塩分1.7g
材料(2人分)
干ししいたけ...大4枚(48g)
ミニトマト...6個
グリーンアスパラガス...細4本
バター...大さじ1
しょうゆ、もどし汁...各大さじ1
塩、粗びき黒こしょう...適量
作り方
1 干ししいたけは、もどして軸を切り落とし、傘に格子状に切れ目を入れる。アスパラガスはゆでて4~5㎝長さに切る。
2 フライパンにバターを熱し、ミニトマト、アスパラガスを入れてソテーし、ミニトマト、アスパラガスは塩、粗びき黒こしょうをふって取り出す。
3 続いてしいたけを香ばしく焼いて、しょうゆ、もどし汁をからめ、2 の野菜と盛り合わせる。
八宝菜のような塩味でしいたけの風味を味わう
「干ししいたけと魚介の中華炒め材料」
1人分203kcal 塩分1.4g
材料(2人分)
干ししいたけ...中4枚(25g)
いかの胴...120g
えび...6尾
チンゲン菜...1株
しょうが...1/2かけ
サラダ油...大さじ1
A 鶏がらスープの素...小さじ1/4
水...1カップ
塩...小さじ1/5
こしょう...少々
片栗粉...大さじ1/2
作り方
1 干ししいたけはもどして軸を切り落とし、厚めのそぎ切りにする。いかは、表面に斜めに格子状に切れ目を入れ、一口大に切る。えびは、尾を残して殻をむき、背中に切れ目を入れて背わたを取る。チンゲン菜は、茎と葉に切り分け、茎は縦に幅1㎝、葉はざく切りする。しょうがはせん切りに。
2 油を熱し、しいたけ、いか、えび、チンゲン菜の茎、しょうがを炒めて、えびの色が変わったら、葉を加える。
3 さっと炒め合わせ、よく混ぜたA を加えて、とろみがつくまで炒め合わせる。
オイスター味でいつもと違う
「筑前煮」
1人分249kcal 塩分1.2g
材料(2人分)
干ししいたけ...4枚
鶏もも肉...1/2枚
ゆでたけのこ...1/4本(60g)
にんじん...1/4本
スナップえんどう...6本
サラダ油...小さじ2
オイスターソース、酒...各大さじ1
もどし汁+水...3/4カップ
作り方
1 干ししいたけは、もどして軸を切り落とし、半分に切る。鶏もも肉は、3㎝角くらいに切る。ゆでたけのことにんじんは乱切りにし、スナップえんどうは、筋を取ってゆで、斜め半分に切る。
2 フライパンに油を熱し、鶏もも肉の皮を下にして入れて焼きつけ、脂が出てきたら、しいたけ、ゆでたけのこ、にんじんを入れて炒める。
3 オイスターソース、酒、干ししいたけのもどし汁、水を加えて、落としぶたをして汁気が少なくなるまで煮る。落としぶたを取って、汁けをとばし、スナップえんどうを加えてさっと味をなじませる。
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撮影/原 務 スタイリング/渡会順子 栄養計算/スタジオ食