高血圧患者の約半数はふくらはぎが硬い! ふくらはぎのセルフ指圧で、血圧を下げよう

放っておくと脳出血や脳梗塞、狭心症に心筋梗塞など、さまざまな病気リスクが高まる高血圧。シニア世代に多い高血圧を解消すべく、治療の第一人者であるミスター血圧こと渡辺尚彦先生が経験から導き出した降圧法をご紹介します。

無理なく苦労なく、薬に頼らずに血圧を下げることができるのです!

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前の記事「ラベンダーの香りやお風呂。精神的・肉体的ストレスを減らして血圧を下げる方法(5)」はこちら。

運動する時間がない人はふくらはぎのセルフ指圧を!

ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれています。それは下半身に流れていった血液を、ふくらはぎの大きな筋肉が運動などで収縮することで、血液を心臓に戻すポンプの役割をするからです。

運動不足や加齢でふくらはぎの筋肉が減ったり劣化したりすると、血液を心臓に戻す力が減り、下半身に血液が滞留しやすくなり、むくみや冷えの原因になります。 

血圧の高い患者さんの約半分は、ふくらはぎの筋肉が硬くなっていました。この対策には歩く、走るなどの運動がいちばんですが、運動する時間がない人には、ふくらはぎの筋肉を柔らかくするセルフ指圧がオススメ。特にお風呂上がりは効果を実感しやすいタイミングです。 

 

ふくらはぎのセルフ指圧


1902p030_02.jpgふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、下半身に送られた血液を、ふくらはぎの筋肉の収縮で 心臓に送り返しています。ふくらはぎは歩く、走るなどの運動によって筋肉が収縮することで、血液循環を行っています。

 

【側面をたたく】1902p030_01.jpg足の先から上に向かって少しずつ位置をずらしながら、トントンとリズム良くたたきます。片足5分、両足で10 分を目安に行ってください
ふくらはぎの側面をたたくときは、手のひらの付け根の柔らかい部分で。気持ち良いなと思えるくらいの適度な強さでたたきます。

 

【裏側をたたく】1902p030_03.jpg側面と同様にたたきます。げんこつを作るように手を軽く握って足の先から上に向かっ て少しずつ位置をずらしながら行います。片足3分、両足で6分が目安です。
ふくらはぎの裏側をたたくときは、手を握って親指と人さし指が丸くなっているあたりを使ってたたきます。

 

次の記事「5分の指圧で血圧を20mmHg下げる効果も!手のツボ「合谷(ごうこく)」のセルフ指圧を覚えよう(7)」はこちら。

取材・文/宇山恵子 撮影/米山典子

 

 

<教えてくれた人>

渡辺尚彦(わたなベ・よしひこ)先生

聖光ヶ丘病院顧問、愛知医科大学病院客員教授、早稲田大学客員教授、日本歯科大学病院臨床教授。実父を高血圧で亡くしたことがきっかけで高血圧の治療・研究を志し、「ミスター血圧」の異名を持つ高血圧治療の名医となる。

この記事は『毎日が発見』2019年2月号に掲載の情報です。

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