1日1分からでひざ痛解消! 「さぼり筋」を鍛える簡単おうちトレーニング

「さぼり筋」をうまく鍛えるコツ

筋肉は一つずつ鍛える
一つのトレーニングで鍛える筋肉は、それぞれ記載した一つだけ。漫然と行うと、他の筋肉を動かしてしまい、「さぼり筋」は怠けたままに。自分がいま鍛えているのはどの筋肉か、それにきちんと力が入っているか、常に意識しながら行うと効果的です。

最大限の力を込める
トレーニングする「さぼり筋」一つ一つを意識しながら、10秒間最大限の力を込めましょう。筋力は、脳から出る「動け!」という指令によっても高まるためです。ただし、この指令は一時的なもの。筋力を強くするには、やはり継続して行うことが大切です。

起床後、朝食後...朝のうちに行う
筋肉は、鍛えるとその場で筋力が上がり、活動する割合も増えます。このことから朝に「さぼり筋」のトレーニングを行うと、筋力が向上して歩き方や姿勢が改善され、一日をラクに過ごせるように。起床後でも朝食後でも、早い時間に行うのがおすすめです。

正しいポーズで行う
「さぼり筋」をピンポイントで動かすには、正しいポーズで行うことが重要です。このトレーニングは1回でも効果が見られるので、1週間続けても効果がない場合は、ポーズを間違えている可能性も。足の角度や向きなどを再度確認しながら行いましょう。

まずは1週間続けてみる
「さぼり筋」がかなり衰えている人は、トレーニングしても効き目を実感しにくいことも。これは、脳から出る「動け!」という指令が届きにくくなっているためです。正しいポーズで行っていれば筋肉には効いています。体の変化を見ながら続けましょう。

ゆっくり呼吸をしながら行う
最大限の力を込めて10 秒間ポーズを保つとき、ゆっくり息を吐くとよいでしょう。思わず息を止めてしまう人も多いですが、これはNG。血圧が上がり、心臓に負担がかかります。呼吸しながら酸素を取り込むことにより、筋肉もしなやかに収縮します。

※この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年5月号に掲載の情報です。

構成・取材・文/岡田知子(BLOOM) 撮影/西山輝彦 イラスト/堀江篤史 モデル/氷川よし子(SPLASH)

 

<教えてくれた人>

理学療法士
笹川大瑛(ささかわ・ひろひで)先生

一般社団法人 日本身体運動科学研究所 代表理事、教育学修士。日本大学文理学部体育学科卒業後、リハビリの専門学校で学び、国家資格を取得。多くの高齢患者や脳血管疾患患者などのリハビリを担当する。アスリートのトレーナーとしても活動。監修書に『ひざ・腰・肩の痛みがとれる!関トレ ビジュアル版』(朝日新聞出版)他。

※この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年5月号に掲載の情報です。

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