歯と歯の"スキマ"で使い分け。歯間のケアは歯間ブラシやデンタルフロスを/口と歯

近年、口腔機能の低下が全身の不調につながるとよく知られるようになってきました。こうした口腔機能の低下には、歯周病や虫歯などによるかむ力の低下・だ液の減少・舌の筋力の衰えなどがあげられます。ただ口と歯は、日々のセルフケアで健康に保てます。

今回は自分自身で毎日できる"口腔機能を健康に保つ方法"を、東京医科歯科大学講師で認定歯科衛生士(老年歯科)の小原由紀先生に伺いました。

 
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歯と歯の隙間に応じてお手入れ方法は違います

歯と歯の間のお手入れは、歯の間がどの程度空いているかによって異なります。歯の間が空いている人は「歯間ブラシ」を、隙間が狭い人は「デンタルフロス」を使いましょう。

●歯の間がある程度空いている人→歯間ブラシ

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歯と歯の間にゆっくり歯間ブラシを挿入して、前後に5回程度動かします。

・歯間ブラシは、歯と歯の間の隙間に合ったサイズを選びましょう。

・歯茎に炎症がある場合などは、使い始めの際に出血することがあります。出血が続く場合は、歯科医に相談を。

・使い終わった歯間ブラシは水ですすぎ、 風通しの良い所でブラシ部を乾燥させ、清潔に保ちましょう。

・針金が折れたり、ブラシの先が傷んできたら、取り替えどき。

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隙間に真っすぐ入れないと痛みを感じます。

 

 

●歯の間の隙間が狭い人→デンタルフロス

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のこぎりを引くように前後させつつフロスを歯間に挿入。歯の表面をこするように上下に数回動かす。

・次の歯と歯の間の清掃をするときは、フロスの使った部分をずらし、新しい部分で行いましょう。
・フロスが滑りにくく、歯に引っかかったり、切れやすいときは、歯の詰め物が取れている可能性があります。歯科医に相談を。

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フロスは約40㎝に切り、左右の中指に巻き付けて使います。歯の間に挿入する際は、両 手の親指と人さし指で フロスをつまんでピンと張りましょう。

 

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取材・文/笑(寳田真由美) イラスト/はせがわめいた

<教えてくれた人>
小原由紀(おはら・ゆき)先生

東京医科歯科大学講師、認定歯科衛生士(老年歯科)。東京都健康長寿医療センター非常勤研究員、日本歯科衛生士会理事。

この記事は『毎日が発見』2018年6月号に掲載の情報です。
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