新型コロナウイルス感染拡大の影響が...。知っておきたい「献血の不足」と「新たな対策」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月の献血者数が40都道府県で必要数を下回りました。その後献血者数は増加傾向でしたが、7月以降の感染再拡大に伴い、必要な献血血液の確保は予断を許さない状況が続いています。

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コロナ禍による献血量の減少が懸念されるなか、日本赤十字社に現状を聞くと、新たな対策が始まっていました。

「有効期間のある貴重な献血血液を安定的に医療機関へ届けるため、一時期に偏らない継続的な献血をお願いしており、献血される方の密集や密接を避けるために事前予約を実施しています」と、広報担当。

予約()は、ホームページ(要会員登録)や電話(会場により番号は異なる)で受け付け。

また、献血会場での感染予防対策も徹底。

「全スタッフの体温測定及び健康確認」「献血者ごとの手袋交換及び手袋着用前後の手指消毒」「献血者の体温測定」をはじめ、多くの対策を行っています。

また、9月1日からは全血採血の採血前検査の変更も段階的に始まり、より献血者の安全性を保護。

新たな検査法は指先に器具を刺し、少量の血液でヘモグロビンを測定できるチップに血液を吸い上げる方法で、従来の肘窩部(腕の内側のくぼみ)の血管(静脈)からの方法に比べて神経損傷などの副作用が低減。

「指先に針が刺さるのは一瞬のため、ほとんどの方は肘窩部の採血より痛みが少なく、長くても20~30分で痛みは消失します」(日本赤十字社)。

現在、献血を行えるのは69歳まで。

希望者には血液検査成績のほか、B型肝炎、C型肝炎、E型肝炎、梅毒、HTLV-1抗体の検査についても異常を認めた場合に通知を行っており、健康管理に役立てることもできます。

【WEBでの予約】献血Web会員サービス ラブラッド/【電話での予約】各地の受付に直接予約を。

●新しい採血前検査方法(全血採血の場合のみ)

2010_P098_01.jpg●献血の基準(全血献血の場合)2010_P098_02.jpg

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取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) イラスト/添田あき

 

教えてくれたのは

日本赤十字社 血液事業本部 広報担当

この記事は『毎日が発見』2020年10月号に掲載の情報です。

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