カキ・レバー以外に何がある? 男性力を取り戻すための「食材」と含まれる「栄養素」

山芋、オクラなどの「ネバネバ食品」もおすすめ

山芋やオクラなどのネバネバ食材には、「ムコ多糖類」という成分が多く含まれています。ムコ多糖類をタンパク質と一緒に摂ると、タンパク質の消化がよくなるので、おすすめです。
たとえば、山芋やオクラを単体で食べるよりも、豚肉にオクラを添えることで消化も促進されるでしょう。
なお、山芋には「DHEA」(デヒドロエピアンドロステロン)という成分も多く含まれています。DHEAは、男性ホルモンであるテストステロンをつくる前の段階の物質ですから、直接的にではなく、間接的に体内の男性ホルモン値を上げることができます。

納豆もネバネバ食材でありタンパク質も豊富なのですが、大豆に含まれる「イソフラボン」が女性ホルモンを活性化させるので、男性ホルモンを強化させるという点では、あまり摂りすぎないほうがいいかもしれません。

テストステロンUPにおすすめの外食

外食するときには、豚肉の生姜焼きなどでタンパク質をしっかりと摂るといいでしょう。焼肉定食もおすすめです。
筋肉をしっかりつけると男性ホルモンの分泌がアップしやすくなるので、赤身の多いステーキもありです。ランチでモツ鍋を食べることはないと思いますが、昼間こそ、赤身のステーキを食べてみてはいかがでしょうか。
ただし、脂身の多い肉を選ぶと、脂質を多く摂ることになって太る原因になります。肉はできるだけ赤身を選んでください。

ウナギと山芋の組み合わせや、マグロと山芋の組み合わせも精力アップに有効です。お昼に糖質を摂ると、午後に眠くなって活動が鈍くなることも多いので、やる気や集中力を高めるためには、ランチ時に、山芋、ウナギ、マグロなどを食べて男性ホルモンを補充するといいでしょう。
ただ、DHEAを多く含む山芋はいいのですが、山芋を蕎麦に入れると、蕎麦から糖質を多く摂ることになってしまうので、食べすぎに注意してください。

魚を食べるのであれば、良質なタンパク質を摂れるカツオやマグロがいいでしょう。
カツオを水族館で見ると、ものすごい速さで泳いでいるのがわかりますよね。
カツオは筋肉を使って泳いでいるので、昔から滋養強壮にいいと言われています。血合い(背と腹の間にある赤色繊維筋と呼ばれる部分)には、ビタミンB1、B6、B12といったビタミンB群が含まれており、身体にとてもいいのです。
マグロと納豆、マグロとアボカドのカルパッチョの組み合わせも効果大です。
アボカドはビタミンEを多く含み、脳の視床下部の働きを活発にしてくれます。
卵も「完全栄養食」と言われているほどなので、おすすめです。

男性ホルモンであるテストステロンの分泌は、1日のなかで言えば朝がもっとも高く、夜に向かって下がっていきます。
男性ホルモンの数値が高いということは、やる気、元気がある状態だということ。「朝活」がいいと言われるのは、ホルモンが良好な状態になりやすいからです。「朝の30分間は、夜の2時間に相当する」と言われるのは、そのためです。

 

窪田徹矢
1978年東京都出身。医療法人社団「思いやり」理事長。「くぼたクリニック松戸五香」院長。独協医科大学卒。専門は泌尿器科。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医、指導医。年間2万5,000人を診察。近隣の総合病院でロボット手術などを手掛ける。元千葉西総合病院泌尿器科部長。

※本記事は窪田徹矢著の書籍『EDかな?と思ったら読む本――専門医が教える傾向と対策』(自由国民社)から一部抜粋・編集しました。

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