【本作を第1話から読む】男性のおよそ30%が悩むと言われる「早漏」。その「3つの原因」と男性更年期の可能性
『EDかな?と思ったら読む本――専門医が教える傾向と対策』 (窪田徹矢/自由国民社)第3回【全5回】
日本のED人口は、潜在的な人も含めると1200万~1800万人。いまや男性の4人に1人がEDと言われています。しかし、EDの症状や対処法などを、正しく知っている方は少ないのではないでしょうか。『EDかな?と思ったら読む本――専門医が教える傾向と対策』は、年間2万5000人を診察する泌尿器科医の窪田徹矢氏による、EDと向き合うための一冊。ここでは数ある疑問の中から、代表的なものを紹介します。
※本記事は窪田徹矢著の書籍『EDかな?と思ったら読む本――専門医が教える傾向と対策』(自由国民社)から一部抜粋・編集しました。※この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。
自慰ばかりしていると身体に悪い?
年配者でも週に1回は自慰したほうが健康にいい
「勃起しなくなると、精子はどうなるのだろう?」
と、気になりませんか?
勃起しないと射精しないので、精子がどんどん溜まっていくのではないかと不安になるかもしれません。
じつは、男性ホルモンの質を高く保つには、定期的に射精をする必要があります。
テストステロンは、週1回程度の自慰によって、もっとも質が高くなるからです。
適切な自慰の頻度は、ある調査によれば、20代であれば週に3回、30代は週に2回、40代は1.5回、50代になると1回といったデータがあります。
10代のときは、毎日のように自慰をすることもあると思います。
自慰の適切な頻度をあらわす目安として、「9の法則」と言われているものがあるのをご存じでしょうか。
20代は、「2×9=18」で、10日に8回射精する (1日に1回弱)
30代は、「3×9=27」で、20日で7回射精する (3日に1回)
40代は、「4×9=36」で、30日で6回射精する (5日に1回)
これくらいが適正であるとされています。
ですから、年配者でも、少なくとも週に1回は自慰をしているほうがいいということになります。これは、メンズヘルス外来でもしている話です。