いつまでも美しく、きれいでありたいなら大事にすべきは「口もと」。20年以上に渡り、女優やモデルの口もとを指導してきた口もと美容のスペシャリスト・石井さとこさんの著書『美しい口もと』(ワニブックス)から、歯や唇など口もとをきれいして若返るメソッドをご紹介します。
口もと美人になるなら間食選びもキーポイント
間食をとるなら、噛めるものであることと甘味の成分に気をつけましょう。
砂糖よりも、はちみつやオリゴ糖由来のものを選びます。
これらは粘膜を保湿してくれる働きもあります。
間食の後は、水を飲んで酸性になった口の中を中和させましょう。
仕事しながらお菓子をつまむなど、一日中絶え間なく何かを飲んだり食べたりするのは最もNG。
特に甘い飲み物は虫歯になりやすくなります。
糖分にも気をつけましょう。
ソフトクリームはひとつで21gの砂糖が入っています。
砂糖が入ったものをだらだら食べることが、歯のエナメル質を溶かし、口の中にダメージを残してしまいます。
間食に食べるなら、パンより米。
おにぎりにしたり、雑穀米にすると、噛む回数が増えるのでオススメです。
噛める食べ物を選ぶことが口内環境を整えることにつながります。
ポテトチップスを選ぶより、ナッツやアーモンド。
それから歯に汚れがつかない飲み物。
ちょっとした気づきが口もとをキレイに導きます。
私が最近ハマっているのが、納豆にオリーブオイルを小さじ1杯とお醤油を入れて食べること。
納豆はだ液を出す効果があり、カルシウム代謝を促進する女性にとってはとったほうがいい食べ物No.1といっていいほど。
オリーブオイルで納豆の臭みが少なくなり、とってもおいしくなります。
おつまみにも合いますよ!
口の中のpHと間食の関係
1日3回きちんと食事をとった場合と、間食などずっと食べている状態が続いた場合の、口の中のpHを比較したグラフです。
口の中は通常、中性の状態。
飲食や、口腔内の細菌の酸によって、pHは酸性に傾きます。
食事をすると口の中は酸性になり、歯のエナメル質を溶解します。
つまり、食事回数が多いほど、再石灰化が起こる時間が減り、虫歯になりやすくなります。
飲食していない時間も大切です。
口もと美容のスペシャリストが、口もとをきれいにして、体や心を美しく保つための3つのレッスンが収録!