手指の痛みや腫れは食品で予防できる!? 手指のトラブル予防Q&A/手指の痛み改善法(7)

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手や指に、痛みや腫れなどの違和感を覚えた経験はありませんか? 
「手や指の病気の多くは、腱や靭帯、関節などが変形する変性疾患と呼ばれるものです。患者の8割は女性で、年齢的には50代がピークになります。しかし、手や指の違和感は放置しやすく、60歳前後になって関節が変形したり、痛みが増したりして病院を訪れる方が多いのです」とは、四谷メディカルキューブ手の外科・マイクロサージャリーセンター長の平瀬雄一先生。あなたの手指の痛みや腫れについて、さっそくチェックしていきましょう。

  

前の記事:「安心してちゃダメ! 更年期がなかった、軽かった人ほど手指の不調が起こりやすい/手指の痛み改善法(6)」はこちら。

  

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手や指、関節の痛みや腫れQ&A

手指の病気は、早めに気づいて対策をとることで予防ができるものが大半です。そこで、平瀬先生に正しい予防法を聞いてみました。

Q.時々、手が痛んだり疲れを感じることがあります。放置していて大丈夫ですか?
A.手が疲れたり、なんとなく痛みがあると思う人は、毎晩寝る前に冷水などで患部を冷やしてよく休ませましょう。症状の有無にかかわらず、毎日行えば、進行を防ぐことができます。

Q.手や指の異変を感じたら、どこの科を受診するべきですか?
A.手の専門医がいる医療機関がおすすめです。日本手外科学会のホームページ()には、全国各地の医療機関の一覧が掲載されているので参考になさってください。

Q.50代を過ぎてから、手や指に痛みやしびれを感じます。食品などで予防はできますか?
A.手指の不調は女性ホルモンの減少が原因だとお話ししました。そのため、女性ホルモンに似た働きをするエクオールという物質を体内に取り込めるサプリメントがおすすめです。

  

【大豆由来の「エクオール」に注目!】

女性ホルモンのエストロゲンと似た作用を持つ栄養素に、大豆イソフラボンがあります。その働きの元となるのが「エクオール」という物質です。大豆由来のイソフラボンが、腸内細菌により「エクオール」に変化し、エストロゲンによく似た効果を発揮。女性特有の不調を改善します。

●エクオール4つの作用

1.エストロゲン様作用
エストロゲンが減少した体内でエストロゲンに似た働きをすることで、更年期症状をやわらげます。加齢によるしわやたるみの改善、骨粗しょう症の予防と改善にも効果的。

2.抗酸化作用
イソフラボンには強い抗酸化作用があります。そのため、エクオールも優れた抗酸化作用を持ち、皮膚や血管の健康を保ってシミやくすみを改善。美白作用も期待できます。

3.抗エストロゲン作用
エクオールには、エストロゲンの過剰作用を抑える効果もあります。そのため、エストロゲンの過剰作用が原因の一つとされる、乳がんの予防にも役立ちます。

4.抗アンドロゲン作用
アンドロゲンとは、副腎や精巣でつくられる男性ホルモンを指します。男性だけでなく、ごく微量ながら女性にも存在します。前立腺がんや脱毛の抑制効果があります。

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平瀬雄一(ひらせ・ゆういち)先生
<教えてくれた人>
平瀬雄一(ひらせ・ゆういち)先生
四谷メディカルキューブ手の外科・マイクロサージャリーセンター長。東京慈恵会医科大学卒業。埼玉手の外科研究所形成外科部長などを経て、2010年より現職。
この記事は『毎日が発見』2017年10月号に掲載の情報です。
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