ご近所植物マップを作って自然と触れ合う→認知症を予防!/認知症予防(12)

1712p041_01.jpg認知症の予防や対策などについて考える「第7回日本認知症予防学会学術集会」が、 ことし9月、岡山市で開催されました。今回の学術集会で発表された最新の情報を基に、日常生活の中でできる、 認知症予防策をご紹介します。

前の記事「医学部教授がおすすめ! アロマセラピーで認知症を予防する/認知症予防(11)」はこちら。

 

生活の中に自然を取り入れて生き生きとした暮らしを

日々の生活を豊かなものにするために、ぜひ取り入れたいのが、自然と触れ合う時間。「園芸療法のよさは、五感を刺激してくれること」と話すのは、医療法人ふらて会西野病院理事長・院長の西野憲史先生。

そもそも認知症が嗅覚の衰えから始まることは、先にお話ししました。植物が放つ自然な香りは、嗅覚を心地よく刺激してくれます。何よりも人は自然の中に生まれ、 自然の中で暮らす生き物。植物の成長を楽しみ、季節の移ろいを感じることが、人の心を癒やし、豊かにしてくれます。

「園芸療法に決まった手法はありません。それこそじっと見るだけだって、よい刺激になるでしょう。大切なのは生活の中に自然が介在しているかどうかです」(西野先生)。
最近は、野菜やハーブの栽培を簡単に楽しめるキットも販売されています。気軽に取り組んでみましょう。

 

1712p041_03.jpg

1712p041_02.jpg自然と触れ合える場所は、意外と身近にあるもの。近所の公園や散歩道など、お気に入りの場所を地図に書き込み、「ご近所植物マップ」を作成してみましょう。自然のある場所に出かけることが、自ずと楽しくなります。

取材・文/佐藤あゆ美

<教えてくれた人>
西野憲史(にしの・けんし)先生
医療法人 ふらて会西野病院理事長・ 院長。日本認知症予防学会 事務局長。園芸療法の有用性にいち早く着目し、生活習慣病や認知症の予防・改善に生かす取り組みを実践。

この記事は『毎日が発見』2017年12月号に掲載の情報です。
PAGE TOP