10分で体温が1℃上昇! 入浴で疲れ知らずの体を作りましょう/入浴習慣

pixta_23744662_S.jpg体の芯まで温まる入浴は、健康や美容に大変効果的です。でもどんな効果があるの? シャワーではダメなの? と考えてみると、はっきりとした答えは見つかりません。そこで、東京都市大学人間科学部教授で温泉療法専門医である早坂信哉先生に温泉や自宅でできる「正しい入浴法」について詳しく教えていただきました。

 
温熱効果で血液を温めて体温を上げましょう

「湯につかることは健康維持にいい」と感じている人は多いことでしょう。ではその入浴法、本当に体にいいのでしょうか?

「入浴による最も大きな効果は体を温めること。お風呂につかると、お湯の温熱により体表に近い血液が温められ、徐々に全身へと届けられます。40℃前後のお湯に10~15分つかることで体温は約1℃上がります。これは湯につかるから起きる効果でシャワーだけでは同じ効果は期待できません」とは、温泉療法専門医の早坂信哉先生。温泉の場合、温熱効果はさらに高まります。

 

早坂先生に聞きました! 温泉はこう選びましょう

Q.温泉は長く滞在しなければ効果がないですか?
A.短い滞在でも温泉の効果は発揮されます。
温泉地には、景観や気候、地形など、日常生活にはない刺激があり、それらが心身に総合的に作用することで、気分転換やリラックスにつながります。1~2日の温泉旅行でも、こうした効果は十分に期待できます。

 

Q.日頃の疲れを癒やしたいときは...
A.疲れを癒やしたいなら、海沿いか森の温泉へ
疲れを癒やしたいなら、海沿いか森の温泉へ疲れを癒やしたり、病後の体力回復には森林浴効果が期待できる森の温泉や、塩分やヨウ素を含む海沿いの温泉が最適。現在健康でさらに元気になりたい人や体力強化には、1,000m以上の高地にある山の温泉へどうぞ。

 

Q.泉質で選ぶときには何に注目すべきでしょう?
A.体に優しいのか、負荷がかかるのかがポイント
温泉にはさまざまな泉質があり、湯の特徴は異なります。「疲れを癒やしたい」「元気になりたい」という人は体に優しい湯を、「リフレッシュしたい」「体力をより強化したい」という人は体への負荷が高めの湯を選ぶといいでしょう。表を参考に体調に合った湯を選びましょう。下記の図表で、泉質別に見た湯の特徴と主な適応症をチェックしましょう。

 

泉質と主な適応症をチェック!
1803p051_01.jpg

 

次の記事「入浴は1日2~3回まで。プロに聞く正しい温泉の入り方/入浴習慣(2)」はこちら。

取材・文/笑(寳田真由美)

早坂信哉(はやさか・しんや)先生

東京都市大学教授、温泉療法専門医。著書に『たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法』(KADOKAWA)、『入浴検定公式テキストお風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。テレビ、ラジオ、雑誌にも多数登場。

この記事は『毎日が発見』2018年3月号に掲載の情報です。
PAGE TOP