実は「血圧」と深い関係が!「腎臓」の働きをご存じですか?

血圧と腎臓には関係があり、腎臓を活発にすることで血圧が改善されるそうです。では、腎臓の働きを高めるにはどうしたらいいでしょうか。今回は岡山大学病院(脳神経内科)の菱川 望(ひしかわ・のぞみ)先生に「腎を健康にする深い呼吸法」について教えていただきました。

pixta_61384653_S.jpg

深い呼吸と軽い体操で腎臓を活発にして血圧改善

血圧と腎臓が切っても切れない関係にあることはご存じでしょうか?

「腎臓の働きが悪くなると、体の中の余分な塩分と水分の排出ができなくなって血液量が増加し、血圧が上がりやすくなります。さらに、血圧が上がれば腎臓への負担が増え、ますます腎臓の機能が低下するといった悪循環に陥りやすくなります」と、菱川望先生。

腎臓の機能が低下すると、血圧を一定に保つために働くホルモンの分泌が悪くなったり、末梢血管が硬くなって血流が悪くなったりすることで、血圧を調節する能力が低下し、ますます高血圧になりやすくなる傾向があります。

pixta_33392496_S.jpg

では、血圧コントロールに欠かせない臓器である腎臓の働きを高めて、血圧を健康にするには、どうしたらよいのでしょうか?

「東洋医学では、主に腎臓や副腎などの泌尿器系やホルモン・免疫系、生殖器系の働き全般を合わせて"腎"といいます。腎は生命を司る臓器であり、エネルギーの源といわれ、腎の機能を高めることは、全身の健康を大きく左右すると考えられています。血圧のコントロールも、もちろんその一つ。ほかに、骨を丈夫にして骨粗鬆症を防いだり、体の中の電解質バランスを整えるなどの作用も。その腎を元気にするためには、深い呼吸と軽い体操がおすすめです」(菱川先生)

まずは、日頃、自分がどの程度、呼吸をできているのか、下の方法でチェックをしてみましょう。

肋骨が大きく動いていることを感じられたら、深い呼吸ができています。

逆に、肋骨の動きをあまり感じられないという人は、呼吸がとても浅くなっています。

「呼吸を深くすると、横隔膜がしっかり上下に動いて、内臓をマッサージしてくれます。

すると、刺激を受けた腎(主に腎臓と副腎)の機能が活発に働くようになります」(菱川先生)。

腎の健康は深い呼吸から!呼吸をチェック!!

普段通りに呼吸をする

2004p033_01.jpgまずは肋骨に手を当て、普段通りの呼吸を感じてみましょう。

肋骨の動きは少なく、呼吸が浅い状態です。

次に、以下の方法で呼吸をしてみてください。

体中の息を吐き切る2004p033_02.jpg背筋を伸ばして胸を軽く開き、ゆっくりと息を吐きます。

姿勢は崩さず、みぞおちがへこむまで吐き切ります。

深く息を吸う2004p033_03.jpg

鼻から息を吸います。おなかに空気を送り込むようゆっくり吸います。

肋骨が大きく動くことを確認できたら、深い呼吸ができています。

取材・文/三村路子 撮影/齋藤ジン イラスト/熊本奈津子

薬に頼らず高血圧を撃退! 特集「血圧を下げる簡単な方法」その他の記事はこちら

 

【監修】
岡山大学病院(脳神経内科)病院講師
菱川 望(ひしかわ・のぞみ)先生
内科学会認定内科指導医、総合内科専門医、認知症学会専門医。西洋医学と東洋医学を融合させ、心と体の健康増進を支援する「スプリンカムプロジェクト」での講演活動にも注力。

 

【運動指導】
ヨガ講師
高橋依子(たかはし・よりこ)さん
カリフォルニア州(AUCM)認定アーユルヴェーダ医療(東洋医療)開業医資格。菱川先生とともに「スプリンカムプロジェクト」に注力。地方自治体の認知症予防プロジェクトも担当。

 

14c4590c9b42626f2df863916e15e1030f79aed2.jpg

踏むだけで楽しく弾んで「第2の心臓」下肢を強化!

東急スポーツオアシス バウンドクッション

10,978円(税込)

フィットネスクラブが作った特殊なバネを内蔵したクッション。踏むとバネの力で戻ってくる反動を使い、より快適に手軽なエクササイズをサポート。下肢や腹筋、全身など、さまざまに使えます。

この記事は『毎日が発見』2020年4月号に掲載の情報です。
PAGE TOP