坐骨神経痛とは、座骨神経に沿ってお尻から脚にかけて起こる痛みのこと。痛みの出る部位や症状によって、原因となる病気は異なります。そのため、「坐骨神経痛かも?」と思ったら、なるべく早めに痛みの原因を知って、適切な対策をとることが重要です。平和病院副院長・横浜脊椎脊髄病センター長の田村睦弘先生に、坐骨神経痛の原因や正しい対処法、予防法などを教えていただきました。
前の記事「毎日1分でOK! 朝、布団の中でできる「体ほぐし体操」で坐骨神経痛を予防・改善(4)」はこちら。
1分でできる筋トレで坐骨神経痛を予防!
坐骨神経痛の予防や改善には、ストレッチや筋トレなどの運動が不可欠です。今回は、田村先生おすすめの「1分ほぐし体操」の中から、腹筋と下半身の力を強化するトレーニングをご紹介します。
◆筋トレを行うときは!
呼吸は止めない
ストレッチも筋トレも、呼吸を止めずに行いましょう。声を出しながら行うと、無理なく呼吸ができておすすめです。
筋トレは1日おきに
筋トレで傷ついた筋肉を修復する時間をつくることで、疲労がたまらず効果がアップします。1日おきに行いましょう。
◆腹筋をつける!!「おへそのぞき体操」
【1日おきに5~10回・5秒キープ】
あおむけになり、両ひざを立てます。
手はおへその位置に当てましょう。息を吐きながら、おへそをのぞき込むようにして上体を起こします。
●やってはいけない人
首が痛む人や、めまいを起こす人には向かないので、行わないようにしましょう。
◆下半身の筋力アップに「お尻浮かし体操」
【1日おきに5~10回】
▼
取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/米山典子 モデル/中村美弥