「太ったからって服を買うな!」と夫に言われ...。53歳女性「ガス腹」の原因は⁉/更年期「漢方」相談室(17)

アラフィフ女性にとって、身近なテーマである「更年期」。でも、更年期に起こる心身の不調の症状や程度、改善法は本当に人それぞれですよね。そこで、薬剤師やジャーナリストの方に、漢方で更年期症状が快方に向かった方のケースをお聞きする「更年期『漢方』相談室」を連載形式でお届け。第17回は、漢方薬・生薬認定薬剤師の清水みゆきさんに「更年期のお腹の張り」についてお聞きしました。

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こんにちは、「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」で薬剤師として働いている、 清水みゆきです。

40代になってから、急にウエスト周りがきつくなった、お腹が張って苦しい、ガスがたまりやすいなどのお悩みをお持ちではありませんか?

それはもしかしたら更年期のせいかもしれません。

45~55歳の閉経前後の10年間は更年期と呼ばれており、この時期は、ホルモンバランスの影響でお腹が張りやすくなることがあります。

お腹の張り(腹部膨満感)は、消化管でのガスの産生と排泄(呼吸やおなら)のバランスが崩れて、ガスが過剰にたまって生じます。

私の対応したお客様でも、50歳を過ぎた頃からウエスト周りが気になるようになり、お腹が張って苦しいとお悩みの方がいらっしゃいました。

お腹がぽっこりとして不快感が続き、食事もおいしく食べられなくなって辛かったそうです。

そんなCさん(53歳)が漢方でお腹の張りを改善できた事例を通して、更年期の不調の改善方法をお伝えいたします。

1.更年期にお腹が張る原因とは?

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更年期やプレ更年期の不調は、卵巣の老化による女性ホルモンの減少や、ストレスが原因です。

ホルモンバランスの乱れによって、自律神経系のバランスが崩れて胃腸のはたらきが低下し、ガスや食物がたまり、お腹の張りを引き起こします。

漢方医学的には、気(生命エネルギー)の流れが悪くなると、胃腸のはたらきが低下してうまくガスが排泄できずにお腹が張ると考えます。

気の量が足りない場合にも気の巡りは悪くなってしまいます。

女性は月経の度に血を消耗するため、更年期になると血が不足し、血から栄養を与えられる気(生命エネルギー)の量や巡りが悪くなります。

また、冷えでも胃腸のはたらきが低下して、お腹の張るため注意が必要です。

2.お腹の張りやガス腹で、ウエストがきつくてツライ!

Cさん(53歳女性)のエピソードをご紹介します。

高校生のお子さん2人とご主人の4人家族。

パンが大好きでパン屋巡りが趣味。

子育てが落ち着き、現在は好きが高じてパン屋さんで働いていらっしゃいます。

閉経を迎えた2年ほど前から、お腹が張って苦しさを感じるようになったそうです。

特にひどい便秘というわけではないとのことでした。

排便後もお腹の張りはそのまま、ガスもお腹にたまりやすくスッキリしない状態が続いて不快だったそうです。

さらに、もともとの冷えも悪化して体調不良に不安を感じてお悩みでした。

「昔から、パンが大好きでパン屋巡りが趣味なんです。おいしいパンを食べるのが何よりの幸せだったのですが、お腹が張るようになってから、パンもおいしく食べられなくなってしまいました。職場もパン屋なのですが、いつもはパンの焼けるいい香りがするとワクワクしていたのが、今はちょっと辛くて・・・。さらに、最近は食べ過ぎたり、体重が増えたわけでもないのに、お腹がぽっこりしてスカートやズボンのお腹まわりが窮屈に感じるようになってしまいました。ウエストがきつい服を着ていると苦しいので、先日新しいズボンを買ったんです。それに気付いた主人から「太ったからって服を買うな!」とはき捨てるように一言。食べ過ぎなわけでもなく、むしろお腹が張って苦しくて食欲もあまりないのに・・・すっかり落ち込んでしまいました」

ずっとお腹のあたりに不快感を感じつつも、冷えはあってもひどい痛みがあるわけでもないので病院に行くのもはばかられ、スッキリしない日々を過ごしていました。そんなある日、テレビの健康番組で、卵巣ガンの症状に下腹部の違和感や腹部膨満感があると知り、『私のお腹の張りもガンなのかしら』と急に不安になって夜も眠れなくなってしまいました」

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悩んだ末に、Cさんは婦人科を受診。検査の結果、ガンではなく、更年期や自律神経の乱れによる不調ではないかと言われ、漢方薬を処方されたそうです。

「漢方薬を飲み始めてまず感じた変化は、いつも冷え冷えとしていたお腹が温かくなったような感触でした。もともと便秘だったわけではないのですが、お通じもこれまでにないスッキリ感があります。まさに、体の内側からよくなっていることを実感しましたね。お腹の張りやガスが溜まって苦しむこともだんだんとなくなってきて、1か月後にはきついと感じていた洋服のウエスト周りも気にならなくなってきました。新しく買ったズボンは結局タンスの肥やしになってしまったんですけどね。

すっかり体調もよくなり大好きだったパンもまたおいしく食べれるようになりました。パン屋での仕事も楽しく続けています!」

Cさんは「もっと早く受診したらあんなに悩まなくてよかったのにね」と肩をすくめて笑顔でお話してくださいました。

3.更年期のお腹の張り(腹部膨満感)は漢方で根本的に改善

女性ホルモンの変化は目に見えないので気がつきにくいですが、40代に入り、以下のような症状が見られる場合は、更年期の影響によるお腹の張りかもしれません。


<これって更年期のお腹の張り?チェックリスト>
・排便後もお腹の張りがすっきりしない
・以前のようにたくさん食べることができない
・暑くもないのに汗をかいたり、のぼせたりする


ただし、腹部膨満感が悪化したり痛みを伴う場合は、原因を自己判断せずに内科や婦人科などを受診して検査してもらいましょう。

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「できるだけ体に負担のない薬がいい」「体質改善してまた元のように元気に過ごしたい」
そんな方には漢方薬がうってつけです。

漢方は数千年の歴史を持つ伝統医療です。

これまで実に多くの人々のさまざまな症状を治してきました。

古臭いからあやしいというイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、長年の臨床経験をもつ信頼できる医療です。

また漢方は、自然の草木や鉱物からできた生薬で作られています。

こうした自然のもつ力を上手に使うことは、私たちの体の摂理に沿った無理のないやさしい作用をもたらします。

とくに漢方薬は、もともとの体質だからとあきらめていたようなことや、検査では異常が見つからないような不調の根本解決を目指したいときに、その力を発揮してくれます。

また、食事の栄養バランスを意識したり、毎日運動を続けるのは難しいという場合でも、漢方薬なら自分の体質や症状に合うものを飲むだけなので、気軽に継続できるという点もメリットです。

今回Cさんが服用した漢方は「大建中湯(だいけんちゅうとう)」という冷えや腹痛を伴う更年期のお腹の張りの症状に対してもよく使われる漢方でした。

大建中湯は、温めて胃腸のはたらきをよくすることでお腹の張りや腹痛を改善する漢方です。

更年期のお腹の張りの改善には、他にも以下の漢方が使われることがあります。


<更年期のお腹の張りにおすすめの漢方>

●胃もたれや食欲不振も気になる方:平胃散(へいいさん)
滞った気や水の巡りをよくして胃腸の働きを回復し、お腹の張りを改善する漢方です。

●イライラや不眠を伴う方:四逆散(しぎゃくさん)
滞った気の巡りをよくして、ストレスや緊張で悪化するお腹の張りを改善する漢方です。


ただ、どのような体質がその不調を招いたのかは人によって異なりますので、ご自身の状況に応じた漢方薬を選ぶことが大切です。

症状だけを見て漢方薬を選択すると、合っていない場合には副作用のリスクも高まります。

できるだけ漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談の上で、ご購入ください。

自分に合った漢方薬が知りたい。コスパ良く漢方を飲んでみたい。という方には、「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」などの、スマホで気軽に頼めるサービスもおすすめです。

4. 気になるお腹の張り、腹部膨満感は漢方でスッキリ解消しましょう!

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「最近お腹が張ってつらい」

「お腹がぽっこりしてガスがたまるのが気になる」

あなたのそのお腹の張りは更年期が原因かもしれません。

漢方でバランスを整えてスッキリして、更年期も元気な笑顔で過ごしていきましょう!

【まとめ読み】更年期「漢方」相談室の記事リスト

 

<教えてくれた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師

清水みゆきさん

漢方薬・生薬認定薬剤師。漢方調剤薬局にて勤務。現在は、漢方の経験を活かして「あんしん漢方」の漢方サポート・コンシェルジュにて提案やお客様サポートを行っている。

「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」

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