食後血糖値の上昇を抑える。「もずく」を使ったアレンジレシピ

水溶性食物繊維のアルギン酸やフコイダンなどを多く含む、もずく。ミネラルも豊富に含み、日々取り入れたい海藻の1つです。

一般に食用にされるもずくは、褐藻モズク科のもずくとナガマツモ科のオキナワモズクとイシモズクの3種です。
もずくは軟らかく粘りのある海藻で塩蔵の他、味付けして市販されているものも多いです。塩蔵品は塩抜きすれば新鮮なもずくと変わらない風味が得られます。もずくは直径1㎜未満と非常に細いですが、オキナワモズクは1㎜以上あって歯応えがよいのが特徴です。その他、佐渡島や新潟県でも特産のもずくがあります。
文献的には平安時代にすでに記述が見られ、古くから食べられてきましたが、全国的に食べられるようになったのは沖縄ブームの際、沖縄の健康食材として認知されるようになってからといわれています。
日常の食卓ではもずく酢で食べることが多いと思いますが、ひと味違うレシピを料理研究家で管理栄養士の村上祥子さんに教えてもらいました。

前の記事「冷凍で1年間保存可能。便利な「わかめペースト」を作りませんか?(7)」はこちら。

 

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【栄養】
もずくの特徴的なぬめりに、水溶性食物繊維のアルギン酸やフコイダンがたっぷりと含まれています。整腸作用や胃壁を守る働き、食後血糖値の上昇を抑える働きなどが期待できます。
もずくは特にフコイダンが豊富です。その上、ミネラルも豊富に含んでいます。水溶性食物繊維は、コレステロールの吸収を抑制します。最も定番の料理、もずく酢は酢酸の働きも加わり、血液サラサラ効果をより得ることができる調理法です。

【保存方法】
冷蔵で保存します。長期に保存したい場合は冷凍保存もできます。

 

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味付きもずくを使って、あっという間に一品完成!
「ブロッコリーともずくのイタリアン」

1人分50kcal /塩分0.9g

【材料】(2人分)
もずく(味付き/市販品) ...2パック(80g)
ブロッコリー...100g
エクストラバージン
オリーブ油...小さじ2
こしょう...少々
ポテトチップス ...3~4枚

【作り方】
1 ブロッコリーは小房に分ける。耐熱ボウルに入れ、水大さじ1(分量外)をふり、両端をあけてラップをし、電子レンジ600Wで2分加熱する。取り出してさっと冷水にくぐらせ、水けをきる。
2 器に1 を盛り、もずくを調味液ごとかける。
3 オリーブ油を回しかけ、こしょうをふり、ポテトチップスを砕いてのせる。

 

 

1804p053_02.jpg酢のものだけでなく、みそ汁やお吸いものにもぜひどうぞ。
「もずくのみそ汁」

1人分42kcal /塩分1.4g

【材料】(2人分)
もずく(塩蔵)または味付き市販品...80g
油揚げ...小1枚(15g)
にんじん...3㎝分
水...300ml
みそ...小さじ4
おろししょうが...少々

【作り方】
1 もずくは水2カップに10分さらし、ざるへ上げる。調味済みのものは液をきる。
2 油揚げとにんじんは3㎝長さの細切りにする。
3 鍋に水を注ぎ、2 を入れて火にかける。煮立ってきたらアクを除き、みそを溶き、1を加え、ひと煮して火を止める。器に盛り、しょうがを添える。

  

取材・文/石井美佐 撮影/中野正景

<教えてくれた人>
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。食材の持つ力で健康寿命の延伸を図る研究に関与する。同大学内の「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

この記事は『毎日が発見』2018年4月号に掲載の情報です。
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