「ダイエットしたけど、なんだか痩せ方が綺麗じゃない...」「リバウンドして理想から遠い状態に...」そんな経験がある人も多いのでは? そこで、『タオル1本でくびれを作る 肋骨締め』(makahou2・著、藤澤孝志郎・監修/KADOKAWA)より、45歳主婦が実践してウエストを10cmも細くできた、タオル1本で簡単にできる美ボディメソッド「肋骨締め」についてご紹介します。
くびれができることで、前・後ろ・横・ななめのどこから見ても丸みをおびた女性らしい曲線が生まれます
なぜ「肋骨締め」の前に「くびれマッサージ」が必要なのか?
私は「肋骨締め」を行う前に、必ず「くびれマッサージ」を行っています。
これは、言ってみれば「肋骨締め」をする前の準備運動のようなものです。
では、なぜ「肋骨締め」の前にこのマッサージが必要なのでしょうか。
理由のひとつは「くびれさせる場所を作る」ため。
個人差がありますが、ウエスト部分にある程度の幅がないと、美しいくびれを作ることができません。
この「幅」とは、肋骨と骨盤の間の部分です。
人間の体は、寝ているとき以外は常に重力と闘っているので、上体を起こしていると肋骨と骨盤の間が縮まってしまうのです。
ですからまずは、背すじを伸ばしてこの部分を広げましょう。
次に、肋骨周りの脂肪や筋肉を柔らかくします。
くびれさせたいお腹周りをもみほぐすことで、「肋骨締め」の効果が高まります。
また、この「くびれマッサージ」はリンパの流れをよくし、老廃物を流すものなので、これだけでもくびれができるというメリットがあるのです。
まずは肋骨と骨盤の間を広げよう
肋骨と骨盤の間を広げるために、上体を伸ばします。
両手をあげて伸びるだけですが、普段姿勢が悪い人は背すじがピンと伸び、肋骨が上がります。
さらに、片方の手でもう一方の手首をつかみ、つかんだ手のほうに軽く上体を倒します。
イメージとしては、左右のわき腹を伸ばすような感じです。
肩や背中がこっている人は、これだけでもこりがラクになりますし、姿勢が矯正されて美しい立ち姿になるでしょう。
1.両足を肩幅の広さに開いて立ち、両腕を上に伸ばす。頭上で軽く指を組んで、背すじをまっすぐにし、息を吐きながら大きく上に伸びる。
2.両腕を上にあげたまま、右手で左手の手首をつかみ、右手で左腕を引っ張るように上体を軽く右側に倒し、 息を吐きながらわき腹を伸ばす。
3.左手で右手の手首をつかみ、2と同じように左手で右腕を引っ張るように上体を軽く左側に倒し、息を吐きながらわき腹を伸ばす。
基本の「くびれマッサージ」
両手でもみほぐし
1.滑りをよくするため、ボディ用のクリームやオイルなどを用意する。普段お使いのものでOK。
2.肋骨と骨盤の間のわき腹部分にクリームなどを塗り、両手で脂肪をもみほぐす。左右両方行う。
脂肪を流す方向
1. 背中の骨盤の上あたりから、 わき腹を通ってお腹側(正面)に向かって、脂肪を動かすようなつもりで強めに流していく。 2. わき腹から下腹部、鼠径部(股関節の内側)に向けて、骨盤に沿って脂肪を動かしていく。
正面から見た「基本のくびれマッサージ 」
1.左手親指を開いて背中に当て、骨盤に沿って、背中からわき腹に向かって脂肪を流していく。
2.左手親指以外の四指がお腹側にきたら右手を添え、骨盤に沿って下腹部に脂肪を流していく。
3.右手と左手を揃えるようにして、鼠径部に向けて脂肪を流す(右側も同様に行う)。
横から見た「基本のくびれマッサージ」
1.横から見ると、左手の人差し指と親指の間(L字のような形)を中心に流しているのがわかる。
2.左手人差し指から小指までの四指が正面にきたら、右手を添えて下腹部に向かう。
3.おへその下あたりにきたら、左右の手指を揃えて、鼠径部に向けて脂肪を流す(右側も同様に行う)。
背面から見た「基本のくびれマッサージ」
1.骨盤に沿って、左手でわき腹をつかむようにする。 その形のままお腹側に脂肪を流していく。
2.骨盤に沿ってお腹側に手をスライドさせて脂肪を流す。
3.左手親指がわき腹を過ぎたら、親指も四指と揃えて鼠径部に向けて脂肪を流す(右側も同様に行う)。
クリームをつけて行う「基本のくびれマッサージ」は朝晩ですが、1回の回数や時間にはこだわらず、ご自身が無理なく継続できる範囲で行ってください。
また、トイレに行くたびに行うなど、日常生活の中でクセづけてください。
「基本のくびれマッサージ」をした左側は、していない右側に比べて、くびれ部分から腰にかけて脂肪が柔らかくなり、深い曲線になる
4章にわたって、タオル1本でしなやかなボディラインを目指せる簡単美ボディメソッド「肋骨締め」について解説しています!