巣ごもり期間が明けたら、おなかがぽっこり。「しばらくダイエットかぁ~」と気が重くなっているあなたのために、「短期集中で食事管理+筋トレをすれば、必ずヤセられる」と断言する女性専門パーソナルトレーナー・石本哲郎さんの著書『根性なしでも10㎏ヤセたい!!』(ワニブックス)から、ヤセづらい人にも効果がある「短期間ダイエットメソッド」の一部を連載形式でお届けします。
「ヤセにくい!」という実感のある女性の特徴は?
私は、減量指導でヤセにくいと悩む女性たちとたくさん向き合ってきました。
そこでわかったのが、人よりもヤセにくいと感じている女性たちの共通点です。
「食事制限しているつもりでも、じつは思ったより食べている」
「若い頃に過激なダイエットをした経験がある」
「10年以上前と同じ食事、同じ運動量でヤセると勘違いしている」
この3つは、特によく見られる特徴です。
また、生まれつき筋肉が少ない、代謝が低いなど、遺伝的に太りやすい人がいることも確かです。
彼女たちは頑張って運動量を増やしても、食事を減らしても、本当にヤセづらいのです。
しかし、心配は無用!
そういう女性たちでも、私のダイエット法で減量に成功していますので、諦めずにチャレンジしてくださいね。
①「全然食べてない」と、思いきや食べている
ある論文によると、「太っている人ほど摂取カロリーを過小報告する」というデータが報告されています。
これは、食べたことへの罪悪感から、自分の都合のいいように記憶を書き換え、無意識に食べたものを頭の中から削除しているから。
減量指導の場でも、詳しく話を聞いてみると、「そういえばジュース飲んでました」「アイス食べました」と思い出す人がいます。
自分に厳しくできないからこそ、ダイエットに失敗してしまう。
そこでまずは、はじめの1週間で食生活と摂取カロリーを記録して、自分自身と向き合ってもらいたいのです。
現状を知った上で、食事改善に取り組むことが減量成功の大切な一歩になります。
②「ストレスで太る」はあながちウソじゃない
「ストレス太り」とよく言いますが、これは本当の話。
ストレスを感じると、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されて、脳や体にさまざまな影響を及ぼします。
コルチゾールは筋肉のたんぱく質を分解する作用があり、代謝低下の原因にもなるため、ダイエットには大敵です。
ストレスを感じるとドカ食いに走る人がいますが、そのドカ食いによって自己嫌悪に陥り、さらにストレスを感じて負のスパイラルにはまってしまいます。
ストレス対策をしっかり行うことがダイエットの成功率アップの秘訣なのです。
③かなりのレベルで消費カロリーが低下している
「食べる量は変わらないのに太ってきた」
「昔はドカ食いしても1日断食すればすぐ元の体重に戻ったのに、今はまったくヤセられない」
といった悩みを抱えている女性は多いと思います。
これは、年とともに体の代謝が低下してくる上、大人になると1日の活動量も大幅に減ってしまうため。
加えて会社では内勤で1日中座りっぱなしという人は、若い頃より消費カロリーが想像以上に減少していると考えてください。
こうした代謝と運動量の低下は、誰にでも起こりうること。
意識的に活動量を増やしたり、筋トレで筋肉を増やして代謝を高めたりすることで対処できますのでご安心を!
イラスト/平井さくら
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