えっ・・・水道代そんなに変わるの? プロが教える「水回りのリフォーム」チェックポイント

家にいる時間が長くなって、老後のことも考えると頭に浮かんでくる「自宅のリフォーム」。とはいえ、いったい何から始めればいいのか...となかなか手を付けられませんよね。そこで、6万件以上の実績を持つリフォーム会社社長の著書『住宅リフォームを考えたら必ず読む本』(二宮生憲/あさ出版)から、後悔しないために知っておきたい「リフォームのポイント」をお届けします。

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トイレ、キッチン、浴室、洗面所はしっかり考える

リフォーム関連のチラシでいちばん多いのが水廻りについてのチラシです。

水廻りのリフォームはそれだけ需要が多いことの証しでしょう。

では、「いつ頃、リフォーム工事をするのが適切か」という質問に正解はありません。

住宅を建てた時期やメンテナンスの仕方によって、時期的な差があるからです。

トイレ、キッチン、浴室、洗面所といった場所は毎日必ず使うところなので、家の中で劣化がいちばん進むのが水廻りであることは間違いないと思います。

手入れがよければ20〜30年、何も問題なく使えることもあります。

しかしだんだん不具合が起きてくるようになってきます。

そのときがリフォームを考える時期になるのではないでしょうか。

単に商品だけを交換してきれいになって終わりではないのです。

水廻りのチェックポイントがあるのです。

30年も経つとほとんどの給水管には驚くほど水アカが付いています。

昔の排水管もひび割れや、つなぎ目が外れかかった状態になっていることも多くあります。

そのような箇所があると、水アカで排水管が詰まった状態になったり、床下に少しずつ水漏れが発生したりします。

リフォームの際にはこの部分をきちんと対応してくれるのか、工事費を安く見せかけるために商品の交換だけで錆びた配管をそのまま使うのか、確認が必要になります。

消費者はこのようなチェックポイントがわかっている場合はよいのですが、すべてを把握するのは難しいでしょう。

そこで大切なのは信頼できるリフォーム会社を選ぶことなのです。

30年前とは住宅設備の機能が大きく変化

メーカーの技術の進歩は飛躍的で、機能的にも30年前と現在とでは大きく違ってきています。

たとえば昔のトイレは約13Lの水で流していました。

今は3.8Lの水で流すのが当たり前になり、毎日普通に使っているだけで、いつの間にか水道代が大きく節約できるのです。

そして便座が温かくなったり温水洗浄になったり、便器が床から浮いた商品まで出ています。

また、30年前のキッチンはセクショナルキッチンといってキャビネットを並べただけのものでした。

流し台やガス台の箱同士に隙間があり、そこから水が下に漏れたりゴミが詰まったりしていました。

しかし、現在のキッチンはシステムキッチンといわれ、1枚の天板がキャビネットの上に載せられた形になり手入れも楽で水漏れの心配もなくなりました。

そのうえ扉も引き出し式に変わり、出し入れが楽になり収納量も30%もアップし、食器洗い乾燥機や浄水器などの設備も整い、使い勝手がよく、家事も楽になってきていす。

実際にリフォームした方に見せていただいたり、あるいはメーカーのショールームへ行って確認することで十分納得できると思います。

リフォームをするときは、配管(給水、排水)関係も必ずチェックしてもらうことも忘れないでください。

どんなによい商品を入れても配管がダメになっていたら新しい機器が十分活用できません。

合わせて考えることが重要です。

【最初から読む】プロが教える「自宅リフォーム」のこと

【まとめ読み】『住宅リフォームを考えたら必ず読む本』記事リストはこちら!

069-H1-jyutaku.jpg全6章にわたって、自宅のリフォームをするために確認した方がいい「27個の質問と答え」がまとめられています

 

二宮生憲(にのみや・たかのり)
1947年、愛媛県生まれ。株式会社さくら住宅代表取締役。1969年法政大学法学部卒業。卒業後、ミサワホームに入社。その後、注文住宅の会社を設立。1997年にさくら住宅設立。現在、一般社団法人全国リフォーム合同会議理事長。人を大切にする経営学会副会長・関東支部長。千葉商科大学特命教授。経営姿勢に関する講演多数。本書が初の著作。

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『住宅リフォームを考えたら必ず読む本』

(二宮生憲/あさ出版)

会社選びのポイントから、見積り依頼の方法、施工時に注意点など、失敗しないリフォームが体系的に学べる入門書。リフォーム会社の営業担当者に聞くべき内容が、27個の質問でわかりやすくまとめられています。
●株式会社さくら住宅

※この記事は『住宅リフォームを考えたら必ず読む本』(二宮生憲/あさ出版)からの抜粋です。
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