高齢者350人に聞いた「年金、あと何万円欲しい?」

私たちの社会の年金制度はどこへ向かっているのでしょうか。 10月からは消費税も増税されます。限られた年金の中で、心に豊かさを感じて暮らすにはどうすればいいのでしょうか。今回は高齢者350人に「年金は、あと何万円プラスされるとうれしいか」をアンケート調査しました。

手取りの目減りや増税に負けない方法とは?

「受給額が年々減っている。余裕がない。旅行など夢のまた夢。工面して食べていくのがやっと」「政府の身勝手! いまになって2000万円必要などと平気で言うなんて...」
年金について聞いたところ、皆さんからこんな厳しい声が寄せられました。毎年のようにアップする国民健康保険料と介護保険料。物価上昇ほどには年金が増額されない「マクロ経済スライド」(社会情勢(現役人口の減少や平均余命の延び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組み)の導入によって、年金の手取り額や価値の減少を実感されている方が多くいます。

そして、10月からは消費税が増税されます。限られた年金の中で、心に豊かさを感じて暮らす方法や生活を考えてみませんか。

読者モニター350人に年金について伺いました

Q.年金が、あと何万円プラスされるとうれしいですか?

高齢者350人に聞いた「年金、あと何万円欲しい?」 1909p009_1.jpg「老後2000万円」問題のとき、金融庁が報告した年金世帯の毎月の不足額は約5万円。過半数の方がそのくらいの金額が必要という結果に。

Q.年金について、 「言いたいこと」は?

●年金をもらい始めた頃より手取りが減っていて、介護保険料とか引かれるものは増えている。
●遺族年金があまりに少ないのでびっくりした。
●70歳から医療費1割かと思っていたが、いまは2割負担。困っています。
●年金だけでは生活できない。夫婦でほそぼそと働き続けている。

Q.年金生活で節約のために行っていることは?

●外食を減らし、服の購入を控えている。
●10日でいくら使うと決め、10日ごとに余ったお金を貯金。その中から交際費・旅行などに使う。
●食事は丁寧に作るけど、食材は安く買う。
●病気にならないように、食事、睡眠、休養の三原則を守り、ストレスはためない。

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この記事は『毎日が発見』2019年9月号に掲載の情報です。

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