「終活」レポート/83歳女性の場合「上質なコートやセーターを『譲る人リスト』を作りました」

年を重ねた皆さんは、いつから、どんなふうに終活を行っているのでしょうか? 今回、50~80代の6名にその実態をレポート! 始めた年齢やきっかけ、方法もさまざまですが、みなさん、自分らしく終活に向き合っているようです。

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笠原幸子さん(83歳)の場合

■同居家族

次男(51歳)

■住まい

マンション(持ち家)

■終活を始めた年齢

80歳

■終活を始めたきっかけ

自分は後に残った人に負担をかけないようにと思いました。

■最初に行ったこと

実印や通帳について普通のノートにメモしました。コピーを息子が保管しています。

■既に終わった終活

・お墓の準備。
・葬式の準備。
・公正証書遺言の作成。

■いま行っている終活

・お金の整理・計画。
・持ち物の整理。
・エンディングメモの記入。エンディングノートではなく、普通のノートに記入していて、現在、3冊目です。

■工夫していること、心がけていること

・上質なコートやセーターなどはリストを作り、「これは○○さんに」と譲る人をメモしています。
・きものは全て踊りが趣味の知り合いに譲りました。捨てることはどうしてもできなかったので、利用してもらえてうれしいです。

■これから始めたい終活

延命治療・終末期医療の意思表示。

■悩んでいること、心配なこと

・公共料金や銀行などの書類の整理方法。捨て時、保管方法。
・二次相続。公正証書遺言は作成済みですが、自分の死亡時に残った金額により税金の問題なども発生するのか、気になっています。

■あなたにとって終活とは?

「大変! だけど安心できる」
大切な事柄はメモなどである程度まとめたのでひと安心。

持ち物もなるべく少なく暮らすように変化しました。

終活カウンセラー協会・代表理事の武藤頼胡さんからひとことアドバイス

お墓や葬式の準備などは最も遠い未来のことですが、早い段階で考えたのが立派。

延命治療は、意思表示によって子どもの後悔の度合いが少なくなるのでぜひ熟考してくださいね。

取材・文/岡田知子(BLOOM) 

いつやる?何をする?特集『終活に向き合う』その他の記事はこちら

 

<教えてくれた人>

武藤頼胡(むとう・よりこ)さん

終活カウンセラー協会 代表理事。明海大学ホスピタリティツーリズム学科外部講師。「終活」についての大切さを伝えるため、毎月巣鴨、浅草でアンケートを実施中。著書に『こじらせない「死に支度」』(主婦と生活社)。

この記事は『毎日が発見』2019年10月号に掲載の情報です。

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