最近すぐ疲れる・・・そんな自分を許せますか?/老後の不安の9割は無駄

せっかく迎える「第二の人生」、イライラ・クヨクヨしていてはもったいない! 見えない将来に不安ばかり抱き、ひたすら悩みを膨らませているシニア世代のために、より楽にすがすがしく生きていくための心の持ち方を伝授します。

※この記事は『精神科医が断言する「老後の不安」の9割は無駄』(保坂隆/KADOKAWA)からの抜粋です。

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すぐに疲れる自分を許そう

ある情報サイトのアンケートによると、「歳をとったと感じる瞬間」は、「見た目が変わった」「物忘れが多い」「肉体的な衰えを感じる」だそうです。

歳を重ねれば、若い頃より心や体が早く音(ね)を上げるのは当然。ところが、「もっと頑張らないと!」と、必要以上に自分自身を鼓舞したり、逆に「もうダメだ」と落胆してしまう人もいます。

でも、心身の衰えは正常な老化現象なのですから、無理をしたり自己嫌悪を感じたりする必要はまったくないのです。

「歳なんだから疲れるのは当たり前のこと。これまで頑張ってきたから、あとは若い者に頼めばいい」

と、自分を許してあげましょう。

心身ともに疲れた状態のまま頑張ったり、落胆した状態では、作業は決してはかどりませんし、ミスも多くなります。その結果、かえって周囲に迷惑をかけたりしかねません。

あまり無理をせず、落胆もすることなく、衰えつつある自分の心と体に合わせて作業をして、疲れを感じたら素直に休んだほうがいいのです。

若い頃は、どんなに疲れていたり嫌なことがあっても、「なにくそっ!」と、気力を振り絞って布団から飛び出し、仕事や家事の役目に立ち向かわなければなりませんでした。

しかし、多くのシニアはそこまで頑張る必要はないのです。

そもそも、頑張れば頑張るほど、あせりやストレスは増える一方ですから、できるだけのんびり過ごして体力と気力を回復させましょう。すると、自然と気持ちも楽になってくるものです。

 

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保坂 隆(ほさか・たかし)

1952年、山梨県生まれ。聖路加国際病院診療教育アドバイザー、保坂サイコオンコロジー・クリニック院長。慶應義塾大学医学部を卒業後、同大精神神経科教室入局。1990年より2年間、米カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)精神科に留学。東海大学医学部教授、聖路加看護大学臨床教授などを経て、現職。著書多数。

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『精神科医が断言する「老後の不安」の9割は無駄』

(保坂隆/KADOKAWA)

ようやく「第二の人生」を迎えても、先の見えない将来に不安を抱え、イライラ・クヨクヨと悩みばかりを膨らませているシニア世代は多いもの。「何となく」「わけもなく」思い悩むことはもう終わり!これまでのこだわりを捨て、老後の時間を心豊かに過ごしましょう。充実した老後を「楽に」生き抜く秘訣が満載の「シニアのための生きかた読本」です。

この記事は書籍『精神科医が断言する「老後の不安」の9割は無駄』からの抜粋です
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