年金が少ない人に朗報?10月に開始される給付金とは

私たちの社会の年金制度はどこへ向かっているのでしょうか。10月からは消費税も増税されます。限られた年金の中で、心に豊かさを感じて暮らすにはどうすればいいのでしょうか。社会保険労務士、年金アドバイザーの清水典子さんに、10月に開始される「老齢年金生活者支援給付金」ついてお聞きしました。

10月スタートの新制度に注目

年金を受け取っていても収入が少なくて生活が厳しい――。そんな場合に受け取れる「老齢年金生活者支援給付金」が10月にスタートします。

給付金が受け取れるのは、「前年の年金とその他の所得の合計が老齢基礎年金の満額以下」などの三つの要件を満たす場合(下の図参照)。ただし、対象者であっても請求をしなければ受け取れません。

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2019年4月1日時点で給付金の要件を満たす場合には、9月ごろに手続きに必要な書類が届く予定です。もし、届かない場合や自分が対象になるかどうか分からない場合には問い合わせをしてみましょう。

給付金の額は上の図の二つの式で計算した額の合計額です。また、遺族基礎年金や障害基礎年金を受け取っている人で前年の所得が一定以下の人の場合には、10月から「遺族年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」がスタートします。給付額は遺族または障害等級2級の場合が月額5,000円、障害等級1級の場合は月額6,250円です。

相談は「年金生活者支援給付金専用ダイヤル」(0570-05-4092)へ

取材・文/向山 勇

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<教えてくれたのは>

清水典子(しみず・のりこ)さん

社会保険労務士、年金アドバイザー。「オフィス・椿」所長。年金分野に特化した社会保険労務士として2万件超の年金請求等の実績を持つ。「障害ねんきん相談室」を開設し代理請求に取り組む。監修した書籍に『図解 いちばん親切な年金の本 19-20年版』など。

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この記事は『毎日が発見』2019年9月号に掲載の情報です。

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