「株主優待」に注目! 好景気の今、買うべきおトクな株はどれ?/お金の教養

pixta_36552826_S.jpg長く続いたデフレのトンネルから脱しようとする日本。しかし、世の中的に景気がよくても、それを実感できていない人は多いのではないでしょうか? 老後破産や格差社会の不安が広がる昨今、自分を守るために必要なのが「お金の教養」です。

本書『知らないと損をする! 株高時代の「お金の教養」』で、株高時代を逃さず、チャンスをつかむ方法を学びましょう!

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株主優待で賢くオトク

好景気のときに株式投資を始めると、いいことが二つあります。一つはいうまでもなく、株価が上がるのでお金が増えること。売買で得をするだけでなく、配当金も増えます。そしてもう一つが、株主優待です。収益が上がったぶん、企業は一定数以上の株を保有する株主に、特典という形で利益を還元します。

実はこれは、海外ではほとんど見られない日本特有の制度。外国人投資家は「優待に回すならそのぶん配当を多くしてほしい」と考える人が多いようです。しかしご贈答文化が根付いている日本人にとっては、お得な気分がますます盛り上がる嬉しい制度です。

株主優待に力を入れている企業は、株を買うときにかけたお金よりも多くが還ってくる、利回りの良い特典を提供してくれます。銘柄を選ぶときに優待の内容と利回りも、チェックしておくとよいでしょう。

株主優待の内容はさまざまで、ユニークなものも多々あります。芸能事務所の「アミューズ」や「吉本興業」は、イベントや舞台の招待券を送ってくれますし、住宅設備メーカー「LIXIL」グループではハウスクリーニングやリフォームサービスの優待券がもらえます。おなじみの「お世話になってます株」の会社なら、たいていの場合はその会社の製品を送ってくれます。

アサヒグループホールディングスは酒類・清涼飲料水等の詰め合わせ。「株主様限定特製ビール」というオリジナル品を選ぶこともできます。キッコーマンの株主優待は、醤油やめんつゆなど自社製品の詰め合わせ。ライオンは歯磨き粉・歯ブラシをはじめボディソープや柔軟剤など。カット野菜などを外食チェーンに提供する「デリカフーズ」の優待は「こだわり野菜・果物の詰め合わせ」。1000株以上を3年保有している株主には、高級米も贈呈してくれるそうです。

これらの品は、日常生活にすぐ利用できます。そのぶん、生活コストが下がります。下がったぶんは家計の余裕になり、それが金融資産になります。しかも送ってくるものは上場企業の品物とあって、クオリティは保証付き。スーパーやドラッグストアで買うよりも、良いものが手に入ります。株で資産が増えるだけでなく、優待でますますお得に。賢い株主になれば、生活のうるおいや楽しさが、一段と上がるでしょう。

 


菅下清廣(すがした・きよひろ)

スガシタパートナーズ株式会社代表取締役。国際金融コンサルタント。投資家。学校法人立命館 顧問。メリルリンチをはじめとする名門金融機関で活躍後、現職。<br>変化の激しい時代に次々予想を的中させることから「経済の千里眼」の異名をもち、政財界にも多くの信奉者をもつ。『今こそ「お金の教養」を身につけなさい』(PHPビジネス新書)、『マネーバブルで勝負する「10倍株」の見つけ方〔2018年上半期版〕』(実務教育出版)など著書多数。


 

『知らないと損をする!株高時代の「お金の教養」』

(菅下清廣/KADOKAWA)

高齢化社会の中で「老後破産」や「格差社会」に直面している現代日本。現時点での「株高」を生かした収入アップ術を、投資初心者にもわかりやすく解説! お金に対する不安を取り除き、この先の日本で生き抜くための、お金に対する正しい知識が得られる一冊です。

この記事は書籍『知らないと損をする!株高時代の「お金の教養」』からの抜粋です
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