100歳までに1600万円!? 足りなくてもがっかりしない「老後資金の見直し方法」

「人生100年時代」といわれる現在、100歳までの老後資金はかなりの額になります。今回は、そんな老後資金の見直し方法を、マネージャーナリストの有山典子さんに教えてもらいました。

pixta_17090084_S.jpg前の記事「足りる?足りない?「100歳までの老後資金」、実際に計算してみましょう/お金のヒント(2)」はこちら。

 

毎日の生活費や今後使いたいお金を再確認

65歳の女性が夫婦で100歳まで生きると仮定して計算すると「1610万円が必要」と言う結果が出ました。

関連記事:「足りる?足りない?「100歳までの老後資金」、実際に計算してみましょう/お金のヒント(2)」

この金額を見て、あまりの多さにびっくりされたかもしれません。"100歳まで"という長い期間を見積もれば、どうしても金額は増えてしまいます。

ただ、この期間は70歳の方なら30年、75歳の方なら25年になるので、金額もそれだけ低くなります(下表参照)。


■年齢別・老後資金の必要額(例)

生活費の不足額...年26 万円
生活費以外に使うお金...計700 万円
生活費、年金額などはこちらの記事の例に合わせています。

関連記事:「足りる?足りない?「100歳までの老後資金」、実際に計算してみましょう/お金のヒント(2)」

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この表は、老後資金を年々使っていった場合の残高を示している表でもあります。

例えば65歳時点で1610万円あった老後資金を計画どおりに取り崩していけば、80歳時点では920万円残っている、ということです。

この資金を老人ホーム入居の費用に使うことも可能。老後を長く想定すれば、さらに高齢になったときに余裕ができる、ということになります。


足りなくても大丈夫!この方法で見直して!!

実際に計算した結果、「とても足りない...」という方も、がっかりすることはありません。

まずは、ステップ4で加えた「3)今後使いたい、まとまったお金」を見直しましょう。例えば住宅リフォームの規模を小さくすれば、老後資金の額は大きく減る可能性があります。

次に見直すのが、毎月の生活費です。特に、この金額をきちんと把握していない人は、ぜひこの機会に自分の使っているお金を確認してください。

生活費を見直す他、少しだけ働いて収入を得る方法もあります。例えば月に5万円足りないなら、少しずつアルバイトして、月に5万円稼げば、その間は老後資金を使わなくて済むことになります。

これから20年、30年もたつうちに大きな変化があるかもしれません。でも、心配ばかりしているのはつまらないこと。計算で分かる現実はしっかり認識した上で、いまできることを着々と進めておきましょう。


 

◆足りないときは見直してみましょう

1 「今後使いたい、まとまったお金」を減らす
もし700万円見積もっているなら500万円にするなど、まずは生活費に関わらない部分を見直します。

2 毎月の生活費を見直す
あらためて生活費全体を見直しましょう。「これだけは譲れない」など、こだわりのあるお金と減らしてもいいお金とのメリハリをつけるのがおすすめ。

3 少しだけ働いて稼ぐ
生活費が足りない分だけアルバイトして稼げば、老後資金を減らさなくて済みます。例えば「月数万円」なら負担も少ないのでは。健康に気をつけて、細く長く続けましょう。

 

 

<教えてくれた人>
有山典子(ありやま・みちこ)さん

マネージャーナリスト。証券系研究所に勤務後、専業主婦を経て編集者に転身。マネー誌「マネージャパン」編集長を務めた後、現在はフリーで単行本や雑誌の執筆、セミナー講師などを行っている。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。

この記事は『毎日が発見』2019年4月号に掲載の情報です。

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