『イラストと図解で丸わかり!世界一やさしい新NISAの始め方』 (小林亮平/KADOKAWA)第5回【全6回】
元銀行員で、現在はYouTubeやSNSで資産運用の入門知識を発信し続けている小林亮平さん。自作のイラストを駆使した丁寧な解説が好評です。その著書『イラストと図解で丸わかり!世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)では、新NISAに「なんとなく興味がある」「これを機にやってみたい」という方のための、新NISAの基本や上手な活用法を解説。今回はその本の中から、投資の基礎から始め方、銘柄選び、出口戦略まで、知識ゼロから新NISAを始めるためのポイントをご紹介します。
※本記事は小林亮平著の書籍『イラストと図解で丸わかり!世界一やさしい新NISAの始め方』から一部抜粋・編集しました。
今や大人気の米国株式インデックスファンド!
全世界の株式に幅広く投資するのがインデックス投資の王道と解説しましたが、中身の半分以上は米国株が占めています。
米国株への投資は、日本でもかなり流行っています。たとえばGoogleやApple、Amazon.comが米国企業だということを知っている方も多いでしょう。
いずれも、日本でも当たり前のように使われている商品やサービスなので、それだけ私たちの生活に米国のIT企業が根付いていることが分かります。
そんな今を時めくIT企業の牽引もあり、近年の米国株式の伸びは凄まじいものがあります。
データ④はS&P500と呼ばれる、米国の代表的な企業500社の時価総額を平均した指数です。先ほどの全世界株式の指数であるMSCI ACWI Indexと比較してみると、米国株がどれだけ成長しているかが一目で分かります。
米国株式は過去35年で約20倍にもなったので、驚きですね。
このグラフを見れば、米国株に投資する人が増えているのも頷けるでしょう。