チェックして1つでも当てはまったら始め時!人生100年時代の「終活スケジュール」

「終活」は、「いつかやること」と、何となく考えている人が多いようです。これから先の暮らしをより良く生きるために自分らしく生きていくとは何か、考えてみませんか。

今回目は、終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さんに、終活を始める時期や具体的なスケジュールについて教えていただきました。

過去と現在の見つめ直しが終活の第一歩です!

●当てはまる項目にチェックしましょう

1910p070_01.jpg

上のチェック項目で当てはまるものはいくつありましたか? 実は、上の項目は全て〝終活でやっておきたいこと〟です。

ここでは、終活をどう進めたらよいか、武藤さんに伺いました。

「終活の目的は、過去や現在の自分を見つめ直し、より良い生き方につなげていくこと。そのために三つのステップがあります」。

最初に行うのは、過去を振り返ること。

縁のある町や場所を思い出す、〝ありがとう〟を伝えたい人をリストアップするといった作業は、その第一歩。細かく記す必要はありません。エンディングノートにメモするだけでもいいでしょう。過去の自分を知ることは、自分と向き合うきっかけになります。

次に行うのは〝現在〟を見つめ直すこと。「健康状態の把握は、命を考えることでもあります。自分に何かあったときどんな治療を受けたいか、介護が必要になったらどんな制度が利用できるのか? ぼんやりとでもいいので、自分の考えを書き出してみましょう。書いておくことで、万が一のとき、家族や周囲の人の迷いは少なくなるはずです」。

お金や持ち物の現状を把握することは、今後の人生にも大きく関わります。

「例えば、老後、あちこち旅したいという場合、その資金は用意できていますか?家の整理も早めに行っておくと後々ラクチン。一般的に家庭での事故が増える65〜70歳には、家の動線を考えた家具の配置方法などを検討しておきたいものです。また、認知症になると、判断力が必要な事柄は難しくなります。ですから、財産や葬儀のことなどは、元気なうちに記しておくと安心です」

最後は〝これからの人生〟について考えます。

「会いたい人や行ってみたい場所、やりたいことをイメージしましょう。そしてどこで、どんなふうに最期の時を迎えるか、自分はどうしたいのか考えてみましょう」

終活は、自分自身を見つめ直してこれからの人生を考える時間です。心と体が元気ないまこそ、始めるチャンスです。

●終活スケジュール

エンディングノートを書きはじめるのは何歳からでもOK!

1910p070_02.jpg

65歳 

家の中での事故が急増

1910p070_04.jpg

70歳 

大きな家具など、家の動線に関わるものは、この辺りまでに整理や処分をすると後がラクです。

●病気や要介護になったときのことを考える
●身近な物をどう処分するか決める

1910p070_03.jpg

75歳 

認知症の発症率が増加

80歳

判断力が必要なことは、この辺りまでにするとラクです

1910p071_01.jpg

●お金のこと(自分の預貯金や不動産、加入している生命保険、損害保険などの内容を確認。貸金庫を利用している場合は家族や親族に内容を伝える。年金手帳の保管状況の確認など)
●自分の葬儀や墓についての準備をする
●延命治療について考え、希望を記しておく

100歳までに......

これからの人生について考えましょう

大切な人に「ありがとう」を伝えましょう

●会いたい人は?
●行きたい場所は?
●やりたいことは?

1910p071_02.jpg

取材・文=笑(寳田真由美) イラスト/石坂香

いつやる?何をする?『終活に向き合う』その他の記事はこちら

 

<教えてくれた人>

武藤頼胡(むとう・よりこ)さん

終活カウンセラー協会 代表理事。明海大学ホスピタリティツーリズム学科外部講師。「終活」についての大切さを伝えるため、毎月巣鴨、浅草でアンケートを実施中。著書に『こじらせない「死に支度」』(主婦と生活社)。

この記事は『毎日が発見』2019年10月号に掲載の情報です。

この記事に関連する「ライフプラン」のキーワード

PAGE TOP