ブログを始めてもうすぐ5年になります。
日々の暮らしを積み重ねることで、10年後「よく頑張った」と思いたい。
誰かと比べたり、しがみついたりするのではなく、
自分にブレない軸をもって生きる。
実りある人生を歩めるように、暮らしや生き方を綴っています。
前回の記事:長年犬が怖かったけど...。長いお休みに気付いた、私が求めていたもの
ネガティブでもありポジティブでもある、ひとり
年齢を積み重ね老いを感じ、子が巣立ち家族の形が変化する。思わぬ伴侶との別離。ブログ通して様々な悩みを打ち明ける女性がいます。辛いこと、悲しいこと、予期せぬ人生の変化に戸惑う女性。
そのなかでも、孤独についての相談が多くあります。
ひとりで過ごすことに苦痛を感じる
ひとり時間は孤独だ
ひとりで過ごしていると不安になる
本当は家族といたい
ひとりでいると人の目が気になる
その一方で、
ひとりの時間を楽しめるようになりたい。
ひとりでも生きていけるようになりたい。
自立心を持ちたい。
というコメントも多いのです。
「ひとりは孤独」というネガティブさと、「ひとりを楽しみたい」というポジティブさ。
その両方もっている状態。変われない自分と変わりたい自分。人って不思議ですよね。
自分と向き合う「ひとり時間」
これまでの人生で、困ったこと、悩みを抱えたこと。特に自立して生きていこうと決めたときに、私は自分のための「ひとり時間」を多くとりました。仕事と家事以外の時間は、カフェか書店で、ひとりで過ごしていました。
そして自分に「自分はどう在りたいのか?」「どのような人生を生きたいのか?」「それにはどうすればいいのか?」と問いかけていました。ひたすら自分と向き合う時間です。
「出来事」→「感情」→「思考」→「行動」→「結果」
その出来事について自分はどう感じているのか。人生を思い返したり、見つめたりして、自分に質問を投げかける。そして答えを導き、行動に移す。
私の場合は、家庭の中で自分の好きや心地良さを表現し、暮らしを作ろうとしました。それが「生きる力」になったのです。
自分と向き合う「ひとり時間」には、孤独を感じる余裕すらなかったのかもしれません。向き合うことに集中していたので、孤独を感じなかったのかもしれません。むしろ、ひとりでいる時間に充実感をもっていたので、いくらでもできたのです。
ひとりが孤独で恐ろしいという人は、自分というものを知るチャンスを得ずに来たのかもしれません。いつも誰かと繋がっていたりすると、ひとり自分に問いかける時間は取れません。そうなると「自分とはどういうものか」と考えぬまま、孤独や不安に支配されるのではないでしょうか。
最良のパートナー、自分と初めの一歩を踏み出す
拙著「50代、もう一度ひとり時間」の表紙カバーの裏に好きな言葉があります。
「もう、自分で決める。それだけで私が輝きだす。」
この言葉はとてもシンプルだけどパワフルだと思います。
まずは、今日のランチをどこで、どんなものを食べたいのか自分の素直な気持ちを聞いてみる。そして実際に食べてみる。その時自分はどう感じ、どう思うのか。
そんなことが自分と向き合う初めの一歩になると思います。
自分の最良のパートナーは自分自身。ぜひそう思ってみてください。
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