その道具、本当に必要?私が100円均一の誘惑から覚めた理由/中道あん

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「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰の中道あんです。

突然ですが、皆さんは月に何度くらい100円均一ショップに行かれますか?

ブログやインスタ等SNSで100均の便利でオシャレなグッズを見る機会も増え、
私も以前は休日の買物ついでにふらっと立ち寄っては
「SNSで見た、これ!」
「あれば便利よね、これ!」
「100均にもあったのね、これ!」
「このお値段?これ!」
「あら可愛い。これ!」

などと誘惑される、「これ!」をポイポイとカゴへと放りこんでいました。

これも、100均ショップが街の至る所に出来たこと。
お洒落でセンスがある商品が増えたこと。
行けば、何かしら欲しかった物と出合えること。
何せ1つ100円とお手軽であること。
そんな理由からクセになったのだと思います。

 

過去に買った物の中にはほんとにいい物も多くあり、その中の1つは保存容器。
プラスチック製の蓋付きで器は厚みのある耐熱ガラス。スクエア型で大中小と大きさも3種類。
重ねて収納できるし、レンジやオーブンにも使え、流行りの作り置きの容器としても重宝します。
お料理だけでなく、切った野菜の保存に、ガラスだから一目で中身が分かるので
欲しい食材をさっと冷蔵庫から取り出せる。
まぁ、良いところを言い出したらいくらでも出てきます。
小は100円ですが中200円、大300円とすべて100円ではありませんが
他メーカーでは結構なお値段がするものなので、わが家のプラスチックの保存容器は清潔で丈夫なガラス容器に全てを替えてもいいくらいだと思えました。

こんな優秀な製品を見つけると100均恐るべしと!感服するのです。

 

だから期待を込めていつも立ち寄るのですが、こんなことがありました。

 

私はゆで卵を作るのが苦手でして、せっかちな性格が災いして、茹で時間が足りないのか、雑なので殻剥きが下手なのか、つるりとしたゆで卵に仕上がらないのです。
いつもボコボコで、ゆで卵を作るのは気持ちが凹むほどストレスだったのです。

そんな時に100均で見つけたのが、卵の殻に穴を開ける器具です。

卵を立て器具に当て上から軽く押すと内蔵された針が卵の殻に刺さり、小さな穴が空く仕組みになっています。
それによって卵の殻と薄皮の間に空気が入り、殻がつるりと剥ける原理です。
なるほど、微妙に計算された針の押し当て具合には脱帽です。

ですが、原理が分かれば、殻に包丁の先をコツンと当てれば同じ様な事は出来るんです。

最初は楽しく使っていましたが、そのうちわざわざ引き出しからだす手間、使い終わったら洗って元の場所にも戻さなくてはならぬ手間について疑問を持つように。

コツン一つに、どれだけの手間が付属されるのか、それは便利なようで便利ではないと気づいたのです。

他にも便利グッズは結構店頭には並んでいますが、包丁一つで色々な用途に使えるのに、それらは本当に必要かな?と考えるようになりました。


100均には整理整頓グッズもたくさん売られています。
必要なものをいつでも誰でも取り出せるよう、秩序立てて配置する、整頓。
そのグッズも選ぶのを迷うほど数多く店頭には並んでいます。
でも、管理できる分量を超えていたら、いくらケースや仕切りがあっても、すべての物に目が行き届かず、役目を果たせないままの物ができます。

だったら、初めから物を増やさなければ、必死に整頓してお金や時間をかける必要もないのです。

 

こうして100均の誘惑熱から覚めた私は必要な時だけ100円ショップに行くようになりました。

それでも、行くと何か新しい発見がないか目を光らせてしまいます。
ただ、自分の暮らしに必要かどうか見極める目も養いながら手を伸ばすようになりました。

次の記事はこちら:「今年の目標」を達成しやすくする4つのポイント

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中道あん
女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。結婚22年で夫と別居。自立した人生を送るため、正社員として働きだしました。社会人の長男、大学生の長女と同居しています。要介護2の実母は3年半同居生活の後有料老人ホームにて暮らしております。
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『50代、もう一度「ひとり時間」』(KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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