アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
結婚35年目。現在は夫婦二人と4ニャンとで暮らしています。
前回に続き、私の父の馴れ初めについてのお話しです。
前回の記事:結婚の理由は「若気の至り」!?家事が極端にできない女と几帳面な男の馴れ初め/かづ
2人の出会いはちょっと変わったものだった。
母の妹(叔母)に恋した父が、『旅費を送ったから関西に遊びに来てくれ』と言ったら、父に一目惚れしていた母が代わりに父の元へ出向いてしまったのだ。
当時を振り返り、父としたら
『何でこいつが...。騙された!!!』
と思ったらしい。
しかも、母は無一文で関西にやって来た。
帰りの旅費も父に貰おうと思っていたらしい。
というより、関西に居る間に父と何とかなろうと思っていたそうだ。
無一文なので、当然宿には泊まれない。
父は父で、叔母が関西にやって来たら
『宿なんて取らなくても、ウチに泊まったらイイよ♪』
と言うつもりだったから、宿なんて当然取っていないし、そんな金は用意していない。
あわよくば、そのまま関東に帰さずに、嫁にしてしまおうと思っていたから余計だ。
しかし、来たのは姉のほう。
その上、無一文。
金が無いから宿を取ってやる事が出来ない。
だからと言って、駅でほったらかして帰る訳にも行かない。
『で!? どーなった訳!?』
『せやからな...なる様になってしもた訳や...』
『ハアアアア??』
『そない言うなや...お父さんも、その時ハタチ過ぎやったんや...。』
『アホちゃうん!?』
『やっぱりワシって憎い奴やなぁ〜♪ アハハ!』
これが私の父である。
娘から見ても、父は男前であった。
俳優で言うと勝新太郎と『悪名シリーズ』で共演していた、『清次』役の田宮二郎がそっくりであった。(『白い巨塔』の財前吾郎役でも有名)
ニヒルで色気が有って、女に優しい上に、可愛がってやろうと思える様なヤンチャな男だった。
私はファザコンなので、今でもこの世で一番の男前は父だと思っている。
こんな調子で父と母は結婚するハメになったのだが、元来モテモテの父が、別に惚れた訳でもなく、たまたま寝ちゃった女に居つかれて、そのまま結婚までしちゃった訳なので、大人しく収まる訳が無い。
しかしながら、私が生まれた事が大変嬉しかったそうで、
『この娘の為に、一生懸命頑張ろう!!』
と、思ったそうだ。
だからこそ、私があんな夫と結婚した事は、父にとっては大変ショックだったわけだ。
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