<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ねこのきもちがわからない
性別:女
年齢:51
プロィール:小学生の孫がいます。家にお友達が遊びに来るのは嬉しいことなのですが......。
「最近はお友達同士の行き来がないのは珍しくないこと」
孫が小学校に入学したころから、娘やご近所さんとの会話でそう悟りつつ、「寂しい世の中になったのね」と思っていました。
そんな日々が過ぎたころ、「お友達が遊びに来たいって言ってる! いい?」と、はじける笑顔で聞いてくる孫。
もちろんOK、ダメな理由なんてどこにもありません。
すぐに「いいよ~、いいよ~。おいでって言ってあげてね~」と伝え、内心とっても喜んでいました。
やっぱり孫が楽しそうなのは嬉しいものですから。
しかし、これがコトの始まり。遊びに来たお友達の行動にびっくり仰天&困惑させられることになりました。
このお友達はツワモノで、我が家の冷蔵庫を勝手に開ける、リビングのテレビを勝手に消したりチャンネルを変えたりと、こんなのは序の口です。
家じゅうの部屋を勝手に見て回ったり、クローゼットや机の引き出しを勝手に開けることも。
時には机の中の物を取り出して「これ何するものなの?」と聞いてくることもありました。
そんな行動をとるなんて想像もしていなかった私は、最初はびっくり仰天、後に困惑、そして怒りと感情がエスカレートしていきます。
怒りの感情をぐっとこらえつつ、そんな行動1つ1つに対して冷静に注意したのですが、「へ~」くらいの返事で、やめるのはその時だけ。すぐにまた同じことを繰り返します。
見かねた夫が「おばあちゃんのいうことが聞けないなら遊びに来るな!」とビシッと言ってくれました。
それにはこの子もびっくり仰天。ですが今度はふてくされた態度で「帰る」といい、そのまま本当に帰ってしまいました。
「もう遊びに来ないかもしれないな」そんな風に感じつつ、大人としては正直安堵しましたが、お孫ちゃんのことを考えると心がチクリとしていました。
しかしこの子はやっぱりツワモノだった。
翌日もケロッとした様子で遊びに来ます。
さすがにこれまでの行動を繰り返すことはなかったのですが、今度は別のことで私を困らせてくれました。
ある日のこと。
来客を理由にリビングへの入室NGと伝え、子ども部屋で遊ぶことを約束しました。
しかし、10秒もたたずにリビングに来て、「あんた誰?何しに来たの?」とお客様に言い始める始末です。
この時はさすがにその場で叱りました。
また別の日。
「家まで送ってほしい」と懇願してきましたが、夕方の一番忙しい時間だったので断ることに。
そうするといつまでも帰ろうとはしません。
それではこちらが困ります。
暗くなるといろんな意味で危ないですし、ご家族も心配するでしょう。
仕方がないので送っていくことにしたのですが、そこでさらにビックリ。
歩いて送ろうとしたら、「遊んで疲れた。車で送って」と伝えてくるのです。
断っても「歩けない」を繰り返すだけ。
さっきまで走り回って遊んでいたのに。
忙しい時間ですし、そのワガママさにさすがにカチンときた私は、「じゃあママの迎えを待とう。車で迎えに来るように電話しなさい」とその子に伝えたところ、「じゃあいいわ!」と怒った様子で帰っていきました。
孫とその子の関係、あるいはまだ小学校低学年であることなどを考えてきつく叱ることをためらいつつ、このまま振り回されるのは避けたいもの。
今は、子ども相手でも容赦せず睨みを利かせてくれている夫に助けられ、何とかやり過ごしています。
今のままでいくか? 昔自分の子供を育てた時のようにビシッと行くか? 「どうする私」と悩ましいおばあちゃんなのでした。
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