学童保育なんてかわいそう...は時代錯誤!51歳祖母、イマドキ社会事情を考える

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ペンネーム:フラワー
性別:女
年齢:51
プロフィール:2人の孫を持つ51歳のおばあちゃんです。仕事・家事・孫育てに毎日奮闘中。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

孫が小学校入学と同時に、学童保育にあずけることになりました。ホンネで言えば自分で見たかったのですが、私はまだ51歳。毎日仕事&家事に忙しく、現実的に無理だとなりました。
私の娘たちが小学生の時には、夫の実家が近所にあり、そこで子供たちを預かってもらえていました。帰宅後の子供たちは夫の母が出してくれたおやつを食べ、友達の家に遊びに出かける、そんな毎日を過ごしていました。
そんなわけで、学童保育にあずけた経験がない私は、なんの根拠もなく「学童=かわいそう」だなんて感じてしまっていたのです。

しかし、そんな私の考えを覆したのが、ある時耳にした「この地域の子供は帰宅後にお友達と遊ぶことが少ない」という現実。

地域の違いか、時代の変化か、あるいは両方?いずれにしても娘たちを育てた時とは大きく違っています。この地域では、多くの家庭は核家族で両親がフルタイムの仕事を持っているおうちが多いのです。

それでも子どもだけで遊びに行って安全な環境なら、下校後親が帰宅するまで遊んでいることもできるかもしれません。でも、下校した子供が遊びに行く時間帯に、住宅街で人を見ることがとても少なくなりました。昔ならそこここでご近所同士の井戸端会議などがあり、ある意味それがセキュリティの役割、まさに自然発生的な見守り隊となっていたのです。しかし、今そういったシーンを見かけることが本当に少なくなったので、親が自分の目の届かないところで子供を遊びに行かせたくないという心理が働くのも理解できます。

さらに、社会全体の空気の違いも気になるところです。というのも、今は子供に声をかけにくい時代だと感じるのです。挨拶にしても、ちょっとした注意にしても。

挨拶したら逃げられたとか、子供が危険な遊びをしているシーンに出くわしたのを見かけてとっさに叱ってしまったら、相手の親との関係がぎくしゃくすることになってしまったなんてケースもあるようです。そんな話を見聞きすれば、萎縮して声をかけにくくなります。

 

そんな事情から、家に親がいない間、子どもが安心して遊べる場所がどんどん少なくなっているのです。そんな風に考えると、お友達がいる・楽しく過ごせる・本当に安全な場所=放課後の学童保育となるのは必然。全然かわいそうではなく、むしろ理想的な場所だとわかりました。

私の孫も、毎日楽しかった!と笑顔で話してくれています。たまには休みたいなんて言ってきた時には、スケジュールの許す範囲でお休みさせています。基本は学童。たまにはお休み。我が家では、そんな感じで楽しく過ごさせています。

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