大正解!父が生きているうちに遺産相続対策に取り組んだ結果

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:mamapanda
性別:女
年齢:46
プロフィール:サラリーマン家庭に育ち、サラリーマンと結婚した普通の主婦です。

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父(85歳)は、母が亡くなった後から事あるごとに遺産相続の話をします。
母は数年前に他界し、病床についてから最期までは大変短く、相続のことなど全く考えてもいませんでした。その時は全て司法書士の方にお任せし、それでも1年がかりで全てを整理しました。
母に先立たれ、余計気になり始めたのだとは思いますが、実家に帰るたびに父は、相続はどうするか、と口にするようになりました。

子としては、相続とは父が亡くなること、そんなことを考える私たちは金の亡者、というイメージがあったので、それが嫌でさりげなくかわしていました。それに父はサラリーマンを定年まで勤めあげた一般家庭の人間です。そんな大それた財産はありません。

それでも父は毎回言い続けるので、とりあえず考えてみよう、と少しずつ調べ始めてみました。

母の時の経験があったので、僅かですが予備知識はありました。それでも、まずはネットから調べ始め、気になるところは無料のフィナンシャルプランナー講座に足を運びました。こちらの希望に沿ってとても親切にアドバイスしていただきました。まだ父も健在ということで、その後の作業など何も依頼することもなく、無料で相談を終えたことは申し訳なく思いましたが、いただいたアドバイスはとても貴重でした。きっと何かあれば頼ることになるかと思います。

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次は預金通帳、証券、年金、家屋などあらゆる「資産」と呼べるものを全て書き出しました。父親の預金通帳を見るなんて今まではとんでもない、と思っていました。でも、父からは、逆にどの銀行にどれだけあり、通帳や印鑑はどれなのかを知っておいて欲しいといわれました。

口座をなるべく少なくするよう、父と一緒に銀行に出向いたときはドキドキしました。私がお金をむしり取ろうと思われたり等したらどうしよう、と。でも銀行の方々は、相続というととても丁寧に分かりやすく対応してくださいました。

今の時代、相続対策は当たり前なことのようです。テレビでやっているような大それたことはしなくても、無料で調べたり教わったりすることが当たり前にできる環境になってきている、と感じました。

父には、「遺すなんて考えずに全部使ってしまっていいからね」と常々言っていましたが、実際月々どれくらい使っても良いのかは不明でした。今、軽い認知症の父が、この先どうしても「サ高住」などにお世話にならなくてはいけなくなったときの為に、どのお金を幾ら残しておくべきか......。全てを書き出し、父を含めた全員でそれをテーブルの上に置き、目に見える形にしたことで、全てがスッキリしました。財産の多少が問題ではなく、「今、何をしても良いのか、しなくても良いのか」が分かったのです。そのことで、父が最後まで不自由なく幸せに暮らしていける「お金」が目に見え、全員が安心しました。
父も、私たちが知ることによって「お金」という煩わしいものから解放されたようで、毎日自分の趣味である音楽に存分に自由なお金を使って楽しんでいます。

テレビの見過ぎかもしれませんが、遺産相続というと、「相続争い」「親のお金を当てにする」などドロドロなイメージがありました。我が家でも全ての手続きを終えたわけではありません。でも、遺産相続を考えたことは、父が他界した「後」の遺産としてではなく、「今」父が幸せに余生を過ごす為の人生設計になりました。もちろん今でも毎月預金通帳を見ています。今は、それが嫌なことではなく、父が何の心配もなく、幸せな毎日を過ごす為のお守りのようなものになりました。また、今回のことを参考に、自分の将来のお金設計も考えられるようになりました。

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