「数年前に75歳の父が右足首の感染症を患い、入院を勧められましたが、拒否したため、自宅で治療を続けることになりました。この時点で娘の私は嫌な予感が...。面倒臭がりの父が自分で治療などするわけもなく、絶対に私を頼ってくるはずなのです。そして、案の定...」

■「膿だらけの傷」を毎日自分で洗うはずだったが...
5年前に、当時75歳の父の右足首が感染症にかかりました。
感染症だと判明するまでに数日かかってしまい、分かったときには膿というのか水のような汁が流れるように出ていました。
腫れもひどく歩くのも辛そうだったこともあり、先生には入院を勧められました。
一緒に病院へ行っていた私も、少し症状が落ち着くまでは入院してもらった方が安心だと思ったのですが、病院が大嫌いな父は頑として拒みます。
そこで「毎日朝晩2回洗って保湿剤をつけること」を条件に、通院で治療していくことになったのです。
父は入院を避けられて先生の言葉に殊勝に頷いていましたが、私は「また、ポーズだ」と嫌な予感がしました。
なぜなら、父はその頃には極度の面倒臭がりになっており、自分で朝晩2回洗うなどしないだろうと思ったからです。
そして案の定、父は自分では一切洗いませんでした。
夕飯を食べに私が両親宅に行くのをじっと待っているのです。
では、自分では洗えないのかと言うと、そうではありません。
私がボディーソープできれいにすると、シャワーを使って足の指の間まで流すのですから。
要は、クレーターのように凹んで膿でぐちゃぐちゃの傷に触るのが嫌なのです。
そうは言っても自分の体なのだし...洗いやすいように、泡で出るボディーソープや足を乗せられる低い台も買ってきたのに...。
ある日、とうとう腹が立ってキレてしまいました。
「入院は嫌だと言ったのは自分なのだから、ちゃんと朝も洗わないと! できないと入院になるよ!」
さすがにマズイと思ったのか、自分で洗い始めたものの、効果は数日間だけ。
あっという間に「私待ち」に戻りました。
仕方なく夕方だけ洗う生活を続けていましたが、当然、病院では治りの状況から「ちゃんと洗っていない」とバレます。
そりゃそうだ、見る人が見れば分かるもんよ。
「もう一度『入院しよう』って脅かしてください」と思いながら隣に座って聞いていたのですが...。
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