「もう二十数年前の話です。当時、私が住んでいた社宅はエアコンが付いていませんでした! 当然、夏は暑くて耐えられるはずがありません。でも、今だったら考えられないことなのですが、お金のない私は、エアコンなしで夏を乗り切ることを決心。近くの海で過ごそうと思いついたのです」

日焼け止めも塗らず、毎日海に通った結果...

海のない県で育った母が、海への憧れを語るのを聞いて思い出した話です。

二十数年前、私はある会社で働いており、当時住んでいた社宅にはエアコンが付いていませんでした。

冬はまだしも、今より気温は低めだったとはいえ、夏は疲れていても暑くて寝ていられません。

現在のようにお手軽な冷風機もないし、窓に設置するエアコンを買うお金もなかったので、この夏をどう乗り切るか悩みました。

お金をかけずに出来るだけ快適に過ごしたい...。

そこで閃いたのが、どうせ寝られないなら夏を楽しもう!と海に行くことでした。

思い立ったら即行動の私は早速、買い物に出かけて海水浴グッズをそろえました。

ビーチチェアと本を持って海に行き、陽が落ちるまで本を読んで過ごす...休みの日は毎日通っていました。

当時若かったのと、もともと海のない地域で育ったせいで日焼けの怖さを知らない私。

今だったらお化粧ばっちりで日焼け止めもたっぷり塗っていくのですが、なんとノーケアで海に行ってしまったのです。

結果、秋が来る頃には当然ながら顔と体は真っ黒、髪はキラキラの茶髪になりました。

普通の会社なら「焼けたねぇ~」なんて笑い話になるところですが、堅い仕事をする会社だったことから、思いもよらないトラブルが発生!

同じ部署の上司はもちろんのこと、行き会う上司たちが必ず「どうした?」「なんの遊びしてんだ?」などなど聞いてきます。

その都度「ちょっと海で」と曖昧にしていましたが、どうもこの中途半端な答えが悪い方向に転んでしまったようです。

※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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