20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。
同じ家で暮らしていても、家族に比べて体調を崩しにくく、寒さを感じにくいという中道あんさん。寒い季節に実践していることは?
【前回】冬のひとり旅、ぶらり東北へ。持って行って良かったもの、悪かったもの
年末に立て続けに熱を出して寝込んだ長男。
インフルエンザが猛威を奮っているとネットニュースで読んだので、てっきりそうかと思ったらコロナでした。
私は、まだコロナに罹患したことがなく、しかも何かと忙しい年末。
「絶対にうつされたくない!」と思うけれど、看病するのは私しかおらず。
若さもあって(とはいえ34歳のおっさん)順調に回復し、その翌日から世間は大型連休突入というタイミングで自宅待機期間を終えて会社へ。
すると、息子に手伝って欲しい用事があったのに、またまた発熱しちゃったのです。
今度こそインフルエンザか?と思いましたが2日で回復。
あえて原因については触れませんが、ひとつにリビングで寝落ちすることが挙げられます。
いくど注意してもソファかカーペットの上で寝てしまう。体が冷えれば風邪だって引きやすくもなります。
そんな環境の中でも、ぴんぴんしているシニアの私。
おかげさまで今回も罹患せずにすみ、私の免疫細胞に「ありがとう」を伝えたい気分です。
私が風邪を引きにくいのは、体を温める習慣があるからだと思っています。
まず、たまに飲むビール以外、冷たいものを飲みません。
喉が渇いたら水ではなく白湯を飲んでいます。
白湯を飲むと胃袋がポカポカとして体の内側から温めてくれるので血流がアップします。
夏でもそうしているのは、血行をよくすることで疲労を回復させやすいから。
冷えは万病のもとと言いますよね。
寒い冬場の朝夕の犬との散歩は、ドローイング──腹式呼吸を使ってお腹周りの筋肉を鍛えながら、歩いています。
ぽっこりお腹を解消するためですが、これをやっていると自然に体がポカポカしてきます。
ドローイングをすることで、筋肉の量が増え基礎代謝がアップ、生み出される熱量が増えるため、効率よく体を温めることができると言われています。
わが家は古い木造一戸建てで、娘などは手が冷たくなって「寒さで凍える」なんて文句をよく言っていたりしますが、私の手はいつも温かく、「そんなに寒い?」なんて体感温度に差があるように思います。
ほんのちょっとした習慣によって、「温め貯蓄」ができているのではないでしょうか。
食べ物にもちょっとした温活を意識して、生姜、ネギ、にんにく、唐辛子は年中摂取しています。
生姜などに含まれる辛み成分には新陳代謝を高め、血流をよくし体温を上げる効果が期待できます。
ちょっと寒気を感じたら、生姜湯を飲んだり、にんにくをたっぷり使った料理を作ったりするようにしています。
うんと寒い日は、「にんにく、唐辛子入りの白みそ鍋」がわが家の定番メニューです。
具材は、白菜、ネギ、ゴボウ、大根、春菊、きのこなど体にいい野菜をたっぷり!
これは本当に体の芯から温められます。
しかも、美味しいので家族からも大人気メニューです。
味噌といえば、根菜やきのこ類をいれた具沢山みそ汁を、よく作っておかずのように飲んでいます。
発酵食品である味噌は腸内環境を整える成分が含まれています。
腸内環境が乱れていると免疫力が低下してしまいます。
口にいれるものに少し気を配るだけで、免疫力に差がでます。
そして、一日の終わりには、お気に入りのアロマオイル入り入浴剤をいれた湯船に肩まで浸かってリラックス。
お湯に浸かるだけでも温浴効果を期待できますが、アロマ入浴剤に含まれるハーブで入浴後に湯冷めしにくいのです。
温泉につかるといつまでも体がポカポカしますよね。
それに似た感覚です。
さらにハーブの香りが自律神経に働きかけ、リラックス効果は花まるです。
毎日のことなので少々ぜいたくですが、あるとないとでは大違いなので、惜しまず使っています。
この様に体の内側からだけでなく外側からも温活することによって、さらに「温め貯蓄」ができているのではないでしょうか。「温め貯蓄」で寒さ厳しいこれからの季節を乗り越えていけそうです。
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