都市部でマンション価格が高騰! それでも私が「ワンルーム投資」に手を出さない理由/斗比主閲子

こんにちは。斗比主閲子と申します。

アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。

※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)

【前回】『石破ショック』で株価が暴落!? それでも、私は気にせず投資を継続していました

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最近、ワンルーム投資が流行っているのを見聞きします。

マンションの一室を購入し、他人に貸して賃貸収入を得つつ、何年か経ったら売却して売却益を得るというものです。

ワンルーム投資が流行っている理由は色々ですが、都市部でマンション価格が毎年値上がりしていることが考えられます。

「毎年値上がりしているなら、自分でも買って売って利益が得られるのではないか?」という発想ですね。

確かに値上がりすることがある程度予想できているのであれば、株式投資と同様に不動産投資も投資の選択肢としては有力なように思います。

また、ワンルーム投資では、個人の信用力を使って年収の数倍の借金をすることで、頭金ゼロで投資を始められるなんてこともあるそうです。

「借金をしたら返せないのでは?」という疑問に対しては、家賃収入を使って借金の利子分は支払いつつ、数年後に不動産を売却して、借金を返済し、値上がりした分の利益を得られるという計算のようです。

手元に投資をするためのお金が少なくても、大きな資産を手に入れられるのはとても魅力的に見えます。

私の周囲でも、「この前三軒目の不動産を買った!」と不動産投資で景気の良い話は時々聞くことがあります。

儲かっている人がいると気になるものの、私は不動産投資はやらないと決めています。

株式投資は息を吸うように当たり前にやっているのに、不動産投資をやらない理由は、私にとって難しすぎるからです。

考えることが多すぎて、よく分からない!

まず、一言で不動産投資といっても投資対象はたくさんあります。

大きくは駅からの距離、築年数、部屋の間取り・広さで、どのような家に住むかは皆さん考えると思いますが、賃貸物件を探すにしても選択肢が豊富で、いまいち決められなかった経験をした人は多いはず。

賃貸で借りたマンションならいざとなれば引っ越してしまえばいいけど、そのマンションを投資目的で購入するとなると、めちゃくちゃ悩んでしまいますよね。

働き始めて賃貸マンションに住んだ経験はあるものの、私は結婚後は二世帯住宅で一軒家に住み続けています。

引っ越しもずっと経験していないのに、経験値がなさすぎて、正直どんな物件を買えばいいかなんて分かりません。

続いて、不動産投資にまつわる費用や税金が複雑すぎます。

どうやら不動産購入時には手数料の支払い等々で多くの支払いがあるため、その赤字を使ってどうやら所得税の節税ができるという話だそうです。

税金が安くなるのは嬉しいものの、自分でマンションを保有していたら、マンションの修繕費積立金の支払いや、固定資産税の支払いが毎年発生するようになります。

そういう費用は家賃と帳消しできるという話も聞くのですが、本当に家賃が維持できるか含めて、どんな風に予想したらいいかが全然分かりません。

最後に、購入した不動産が値上がりする確信がありません。

不動産投資で多くの利益を得たいなら、家賃収入に加えて、不動産が高く売れる必要があります。

でも、どんな不動産が高くなるか、よく分からないんですよね。

東京都心部では不動産価格が高騰しているようだから、都市部の駅に近い、みんなが住みたがる物件を購入したらいいというイメージはあるんですけど、私みたいに考えている人はたくさんいるでしょうから、きっと元の値段が高くなっているはずです。

他人より安く購入することができればいいとは理解できるものの、私には安く不動産を売ってくれるコネはありません。

などなど、正直に言って私には経験値が不足しすぎていて、難しいことがたくさんありすぎます!

「よく分からないものには投資をしてはいけない」というのが投資の基本ルールと言われていますが、少なくとも私には分からないことが多すぎて、不動産投資には手を出さないようにしている次第です。

もちろん経験豊富な人が投資をすることは否定しません。

あくまで私個人の判断です。

以上、今日はこんなところです。どなたかのお役に立てれば幸いです!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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斗比主閲子

"アラフィフ、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層。旧帝大卒で年収は2000万円"ということになっています。ゆりかごから墓場まで、ありとあらゆる人間関係トラブルの相談を趣味で対応しています。単著『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

斗比主閲子さんのブログ:斗比主閲子の姑日記

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