「余命は2週間」父は癌じゃないと喜んでいたのに...急激に悪化する父の体調に家族は/キッチン夫婦

こんにちは。ブログ『キッチン夫婦』を運営しているベにゆうです。

【前回】胃癌ではなく「逆流性食道炎」。安心したのも束の間、父の体調はどんどん悪くなって...

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検査で父は癌じゃないと判明し、大喜びで自宅に帰ってきた私たち。

でも父の体調はみるみる悪化していった。

父はずっと「入院はしない」と言っていた。

もしかしたらまた「入院したくない」と言うかも知れないと思っていたけれど、そんな力もないくらい具合が悪くなっていたようだ。

起き上がれない父を自分達で家の車で病院へ運ぶのはなかなか大変だった。

男性二人で車に運んだが、ぐったりした状態。

救急車を呼ぶべきだったんだと後で思った。

でも、それをちょっと口にした時に、母の表情が曇ったので以降言わないことにした。

私も同じだけれど、どうしてこうこうしなかったの?と責められているように感じるのだと思う。

それに母と私は二人とも父の様子をずっと見てきたから、責任はある。

だけど、いつも父のことを真剣に思って行動してきたのには間違いないのだから。

検査や入院調整を待つ間は、母と「他の癌ということもあり得るね」と、それまでを振り返りながら話していたが、まさかすぐに命に関わる状態になるまで悪いとは思っていなかった。

緊張のなか待っていると、現在の容態、検査結果を告げに担当医師が現れた。

最初に言ったのは 「大変なことになっていますけど」だった。

大変なこと? 大変なことは大変だけど...。

「ICUで治療したいけど空きがない」

「こうなると治療が難しい」

続けて聞かれたのは、危険な状態でいつどうなってもおかしくないので、その場合救命処置を希望しますかということだった。

母と夫と私の三人で聞いていた。

怖い時間だった。

心臓が縮まるような思いだった。

母は涙ぐみながら一生懸命聞いていた。

お父さんそんなに悪いのか....。

この間まで、犬の散歩していたのに。

アイス食べるって自分で冷凍庫から持って来ていたのに。

お風呂も自分で入っていたのに。

急にそんなに悪いのか。

「何かあったらその都度連絡します」

「この状態なので毎日面会可能にします」

この状態というのは、容体が悪いのでという意味だった。

通常の患者さんなら面会は週に1回だけ。

アルコール性非代償性肝硬変と診断され、この状態になると移植手術をしない限り治らないと言われた。

余命は2週間。

入院した翌日、「腹水を抜いたら痙攣をおこし危険な状態」と病院から連絡が来て、面会に行った。

あらゆる機器につながれて、酸素マスクをしてるし、痰も多いようで苦しそうに見えた。

見ているのが辛いけど、声をかけて手や顔をさすって話しかけてきた。

面会に来た親戚の看護師さんが、この薬を使っているということはそんなにもたないと言っていた。

告げられた2週間は辛かった。

容態がより悪化したとかいつ電話が来るかも知れない。

電話が来たらすぐ出かけなきゃ。

そう思っているせいだろう。

スマホが鳴るのが嫌だった。

びくっと驚いて落としてしまったり、緊張しながら過ごしていた。

さすがに寝れなかった。

父とまた話ができますように。

どうか助かりますようにとありとあらゆるものに祈っていた気がする。

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里芋のクリーム煮

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材料(4人分)

里芋...20個

ハーフベーコン...5枚

牛乳...450ml

生クリーム...150ml

ピザミックスチーズ...40g

塩、こしょう...各少々

パセリ...少量

作り方

1)里芋は洗い、真ん中に皮1周切れ目を入れ、耐熱容器に並べる。ラップをふわっとかけて電子レンジにかけ柔らかくし、皮をむく。ベーコンは細切りにする。

2)1の里芋を鍋に入れて、ひたひた程度に牛乳を入れて煮る。

3)竹串が通るくらいになったら塩こしょうし、煮詰める。

4)煮詰まってきたら、ベーコンと生クリームを加えて少し煮る。

5)4をグラタン皿に入れ、チーズをのせ200℃に熱したオーブンで8分程度焼き、パセリをちらして出来上がり。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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キッチン夫婦・べにゆう

夫と2人で始めたブログの名前が「キッチン夫婦」です。料理や食べ物、食卓やキッチン関係のことを夫婦で話をして、そのことをブログに書いていけたらいいね、ということで始めたブログだからです。妻の私が記事を書いていますが、夫は記事にするアイディアを考えたりイラストを担当。その夫、私と結婚前の8年間ほど、シングルファザーで息子を育てていました。そして今年息子が就職で家を離れた。夫はさぞかし「息子ロス」になってしまうのではないかと心配されましたが、無事に乗り越えてきているように見える。その様子を見守りながら、コロナ禍のさなか夫が立ち上げた新規事業を手伝うべく、様々な発見と困惑に直面しながら日々奮闘中です。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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