こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
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私のように株式投資をしている人には、先月8月はとても大きな出来事がありました。
日本の株が歴史上最大の大暴落を記録したのです。
具体的には、日本の代表的な株価指数である日経平均が8月5日だけで4451円も下落しました。
歴史上最大というと、その前がいつか気になると思いますが、1987年10月20日と実に約40年ぶりに記録を更新して、株価が下がったわけです。
ここまで株価が下がった背景は、様々な要因もあって簡単に説明するのは難しいですが、日本の中央銀行の日銀が政策金利を上げたことがきっかけの一つでした。
今の日銀の総裁は植田さんという方だったので、「植田ショック」なんて呼ばれていたりします。
どんな理由があったにせよ、株価が下がったのは事実ですから、私がSNSを見ている限り、多くの人がパニックになっているのを見かけました。
ちょっと極端なものだと、「こんなに下がったのだから、日経平均株価は今の十分の一の3000円になる」や、「今年新NISAが始まり、日銀がきっかけで株価が暴落したのだから、新NISA自体が政府の罠だった」といったコメントもありました。
今年の前半は非常に株価が好調だったので、投資をしている人が大きなショックを受けたのは理解できるところです。
これだけ下がったのですから、純金融資産1億円以上で、かなりの金額を投資している私にとっても大きな打撃がありました。
具体的な金額は割愛しますが、海外の高級車一台分ぐらい、資産が目減りしました。
では、私も同じように大きなショックを受け、パニックに陥ったかというと、特にそんなことはありませんでした。
さすがに「歴史的大暴落!」というニュースは目に入ってきたので、無関心ではなかったものの、普段と変わらず仕事をして家事育児をしていました。
高級車一台分ぐらいの"損"をしたのに、なぜ平静でいられたのでしょうか。
自己分析をするとおおよそ3つぐらいの理由があります。
一つは、株価の推移を長期的に見ているからです。
今回日経平均が4000円も下がったとはいっても、株価の水準は去年の10~11月と同じぐらいです。
2000年代は今の半分以下でしたから、下がったといっても過去から比べればまだまだ高い水準で維持されています。
二つ目の理由は、一つ目と関連して、私が10年、20年単位で長期的に資産を増やすことを目的にしているからです。
今年どうしても大きな支出があって投資した資金をお金に変えなければならないなら、株価が下がっているのは困ります。
でも、私がお金が必要になるのはまだまだ先のことですから、別に今目減りしていたとしても、長期的に株価が回復してくれたら、特に困りません。
最後の理由は、過去から株式投資をしていて、同じような株価の乱高下は何度も経験しているというのがあります。
私が経験したもので一番資産が目減りしたのは、2008年の世界金融危機です。
日本では「リーマンショック」と呼ばれていますね。
この時は、資産全体が40~50%目減りしました。
今ほど投資金額は大きくはありませんでしたが、生きた心地はしませんでした。
他には、2020年3月にも世界的の株価が30%ぐらい減少しました。
こちらは「コロナショック」と呼ばれています。
過去から何度も暴落は経験してきていて、その後、株価が戻っていることも経験していますから、今回の「植田ショック」も、他のショックと同じように捉えているというわけです。
私が以前から購読している個人投資家のブログを見ると、皆さん、私と同じように今回の大暴落を捉えているようでした。
ただ、「長期的に資産を増やしたいなら、少々の株価の上下に心を乱さぬように」と言葉で言っても限界があります。
不安で不安でたまらない人は、一旦株価のことは忘れて(資産のチェックをするのは止めて)、好きな食べ物、例えば紅茶とケーキでも飲食するのがおすすめです。
以上、今日はこんなところです。どなたかのお役に立てれば幸いです!
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