我が家が生命保険を解約し、医療保険にも一切入らない理由/斗比主閲子

こんにちは。斗比主閲子と申します。

アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。

※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)

【前回】投資をしたら「管理しないで」ほったらかし! 減った増えたを気にしても良いことなし

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お金を増やすには、日々の支出を減らす必要があります。

何にどれくらいお金を使っているかは人それぞれであるものの、日本人が多くのお金を費やしているものに、『保険』があります。

例えば、自分や家族が死亡したときの生命保険、何かがあって働けなくなったときの就業不能保険、ケガや病気になったときの医療保険、がんに罹ったときのガン保険、要介護の認定がされたときの介護保険、子どもの学費のための学資保険などなど、民間保険は数多くあります。

「いざというとき」のことを想定して、何らかの保険に加入している人は多いと思います。

しかし、我が家では生命保険や医療保険には一切加入していません。

どうして、生命保険や医療保険に現在加入しないかというと、その必要性がないと判断したからです。

生命保険は、私たち夫婦が若い頃に子どもが生まれたタイミングで加入し、しばらく保険を掛けていた時期もありました。

ただ、子どもが大きくなって、お金も貯まってきたこともあり、解約しました。

解約の理由は、「いざというとき」がないと考えたからです。

そもそも、生命保険は、その人が死亡したときに遺族が経済的に困窮することを防ぐことが主な目的になります。

私たち夫婦は共働きで、どちらか一方が死亡したとしても、残された配偶者のために金銭を残す必要はないと考えていました。

なので、結婚のタイミングでは生命保険には加入はしませんでした。

子どもが生まれたときは、「いざというとき」に夫婦のどちらかでシングルで子育てするのは経済的に大変だろうから、生命保険に加入しました。

子どもが大きくなってくると、必要な将来の養育費は徐々に減っていきますから、「いざというとき」が起きても十分な貯金があるのを確認して、生命保険を解約したのでした。

一方で、医療保険には独身時代も結婚してからも、そして子どもが生まれてからも、私含めて家族は誰も加入していません。

理由は、「いざというとき」に保険で手当てできる範囲が限定的と考えたからです。

日本は国民皆保険制度があり、国民健康保険に加入していれば、基本的に病気になっても医療費は一部負担で済みます。

また、国民健康保険では高額医療費制度があり、医療費が高額になると自己負担の上限額以上は支給される仕組みがあります。

これらの仕組みがある以上、医療費が高額になっても自分たちの手元のお金がある程度あるから、保険に加入してカバーする必要はないと考えました。

もちろん民間の医療保険で、差額ベッド代やタクシーなどの交通費が手当てされればありがたいっちゃありがたいものの、これも自分たちで支払えないことはない金額です。

「そんなに色んなことを考えて、保険に加入するかしないか考えるのは大変!」と思う人も多いと思います。

そもそも、保険に加入するかは、自分で賄えない、予想がつかない多額の支出のために手当てをするものです。

逆に、自分で賄える少額の支出や、予想がつく多額の支出は保険で手当てする必要がありません。

どこまでが自分で賄えるかどうかは人それぞれです。

我が家では子どもが大きくなった後のその後の養育費や、家族が病気やケガをした時の医療費は、自分たちの貯金でカバーできると考えたわけです。

もちろん、保険は掛ければ掛けるほど安心できるものの、当然ながら保険会社に手数料を支払っていますから、掛けたお金が全部戻ってくることはありません。

保険を掛け過ぎて支出が増えて、貯金ができなくなってしまうというのであれば元も子もないですしね。

そういう意味で、我が家では最低限の保険にしか加入していません。

以上、今日はこんなところです。

どなたかのお役に立てれば幸いです!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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斗比主閲子

"アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層。旧帝大卒で年収は2000万円"ということになっています。ゆりかごから墓場まで、ありとあらゆる人間関係トラブルの相談を趣味で対応しています。単著『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

斗比主閲子さんのブログ:斗比主閲子の姑日記

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