こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】「自転車保険」に入る前にチェックするべきことは? 条例で加入が義務化されている自治体も。
今年の夏は少し円高になったこともあり、久々に海外旅行に行かれた方も多いのではないでしょうか。
普段と違う非日常を味わうのが海外旅行の醍醐味ですが、旅先で盗難被害に遭ったり、怪我をしたりしないかは、ちょっと心配ですよね。
スマホやカメラが盗まれたら10万円単位の被害になりますし、飛行機のトランジットで荷物が紛失されることもありますし、交通事故に遭遇してしまうこともあったりするかもしれません。
下手をすると病気で手術を受けるなんて事態になれば、日本の国民皆保険での医療費とは違って、数十万円~百万円ぐらいの支払いが求められることもありえます。
せっかく余暇を使って楽しむために旅行に行くのに、多額の出費を伴うトラブルに巻き込まれると、旅行のすべてが台無しになってしまいます。
こんな状態にならないよう、海外旅行前に旅行保険に入る人も多いでしょう。
旅行の日数、旅行先の治安、そして保険の補償範囲次第ではあるものの、せいぜい数千円の保険ですから、旅行代金全額からすれば安いものと感じるはず。
この旅行保険、私は10年以上掛けていません。
これまで何度も書いてきたように、自分で費用を賄えるから海外旅行保険に加入しないというポリシーからではありません。
例えば、アメリカなんかで莫大な医療費が掛かる可能性はありえます。
まさに「いざというとき」に当たりますので、海外旅行保険は必要だと考えています。
「必要だと思っているのに、保険を掛けていないの?」と思われるでしょうが、種明かしをすると、加入しているクレジットカードで海外旅行保険が追加費用なしにサポートされているのです。
実は、ほとんどのクレジットカードには何らかの保険が付いています。
皆さんが持っているクレジットカードの名前と付帯保険というキーワードで検索すれば、どんな保険が付いているかは分かるはず。
ただ、クレジットカード付帯保険と一言で言っても、条件や補償金額は異なります。
例えば、旅行代金の一部をそのカードで決済したら保険が適用になる利用付帯型のものと、決済せずとも保険が掛かる自動付帯型のものがあります。
また、補償金額は、クレジットカードのランクが高ければ高いほど(年会費が高ければ高いほど)、大きくなる傾向があります。
「カードで保険に入っているから大丈夫!」と思っていたら、カードで旅行代金を払っておらず対象にならないとか、病気の治療費が思ったよりも掛かって保険でカバーしきれないなんてことがありえるわけです。
さらに言えば、旅行する本人は保険の対象だけど、家族は対象外なんてこともあります。
人によっては比較検討するだけで憂鬱になるかもしれませんが、内容はかなり差があるのが実態です。
では、私はどうしているかというと、年間の会費を1万円以上払う必要があるものの、海外旅行保険が自分だけではなく同行する家族にも自動適用され、保険の補償範囲もそれなりに大きい、ゴールドカードに加入しています。
要は高い金を払ってカードのランクを上げて、海外旅行保険を受けやすくしているわけです。
最初は年会費の無駄かなと思いました。
今となっては、ポイント還元率が高いことや海外旅行保険を付ける煩わしさから解放されることもあり、良いお金の使い方かなと思っています。
年に2回ぐらい海外旅行に家族で行けば、保険料だけで元が取れますしね。
ちょっと注意があるとすれば、「いざというとき」の保険対応の連絡先を必ずメモしておくことでしょうか。
大抵はカードの裏面に電話番号が書いてあるはずですが、普通の海外旅行保険ほど分かりやすく番号は示されてないかもしれません。
お気を付けを。
以上の注意点を理解しておけば、クレジットカード付帯の海外旅行保険はとってもお得です。
もし、年に一回以上は海外旅行に行くことがあり、海外旅行保険を必ず掛けるような人であれば、すでに保有しているカードでのカバー範囲を確認してみることをお勧めします。
場合によっては、年会費を上げてカードのランクをアップしてみてもいいかもしれません。
今日はこんなところです。
どなたかのお役に立てれば幸いです!
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