こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】二世帯住宅の火災保険「付き合いもあるし不安」とガッツリ加入したがる義母と意見が合わず
これまで紹介してきたように、我が家では加入する保険は最低限にしています。
生命保険は随分前に解約しましたし、病気になったときの医療保険にも加入していません。
保険は、なかなか起きないことがいざ起きたときに、自分では賄えないぐらい大きな金額の費用が発生するときに必要になるものだからです。
子どもが大きくなって、夫婦共働きの我が家には誰かのために大きなお金を残す必要がないから生命保険は解約したし、病気になったら国民健康保険で治療費の大半がカバーできるから、医療保険にも加入していないという判断をしています。
話は変わりますが、皆さんは熱中症保険をご存じでしょうか?
熱中症になって病院で治療を受けるようなこと、例えば点滴を受けたり、入院したりするようなことがあると、その点滴代や入院代を保険でカバーしてくれるというものです。
地域にもよりますが、最近は日中の気温が35度を超えるようなことも当たり前になっています。
これだけ暑いと外出中や運動中に熱中症になることがあるかも?と、熱中症保険に加入する人は多くいるようです。
加入する人がいるのは理解できるものの、我が家では熱中症保険に加入していませんし、今後も加入する予定はありません。
理由は、私の基準だと入る意味のない保険だからです。
最初に書いた通り、保険はなかなか起きないけれど、起きた時に損害が自分では賄えないときに加入するものです。
これに熱中症保険を当てはめてみます。
まず、熱中症のなりやすさから。
普通の状況だとなかなか熱中症にはなりません。
できるだけ涼しいところで過ごせばいいわけですから。
続いて、熱中症になったときの損害金額です。
点滴の費用や入院の費用はどれくらいの金額になるでしょうか?
一般的には、点滴の費用は数千円、一日入院をしても2万円程度とされています。
国民健康保険で支払った上での、自己負担分の金額ですね。
数千円~2万円の金額をぽんぽん払うようだと確かに財布に優しくありません。
一方、熱中症になる可能性はそんなに高くないので、この程度の支出で家計が成り立たなくなるようなことは、我が家ではありえません。
ということで、熱中症になったとしても、その費用を賄えるから、我が家では熱中症保険に入らないという判断になるわけです。
「でも、外出したら熱中症になるのでは?」「1日100円で加入できるなら安いのでは?」と思う人もいるでしょうから、他の人が加入することはもちろん止めません。
ただ、熱中症保険の加入を検討するような慎重な人なら、熱中症にかからないように気を付けるでしょう。
熱中症は交通事故と比べると、まだ回避は容易です。
意外と思うかもしれませんが、熱中症で救急搬送されているのは屋外は10%、道路が20%と、外でなっていることは少数です。
暑ければ対処をする人が多いからでしょう。
逆に、熱中症で重篤な症状となるケースで多いのは、屋内にいる高齢者です。
自分で体温管理が十分にできないので、冷房を適切に付けられず、熱中症になってしまいます。
だから、高齢者の体温管理は周囲の人が気を使う必要がある。
「1日100円で安いのでは?」というのも、「何かあったら」と何でもかんでも保険を掛けていたら、お金は貯まりません。
数千円~2万円ぐらいお金が補償してもらえる、熱中症限定での保険としては、私としては1日100円でも高いという印象です。
実家の高齢の両親のためだったら、まだ1日数十円ぐらいは払ってもいいかなと思いますが。
色んな考え方はあると思いますが、保険もコスパを考えて加入するかどうか考えてみるのがお勧めです。
今日はこんなところです。
どなたかのお役に立てれば幸いです!
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