認知症の母が「こちらはどなた?」お正月の挨拶に来た孫のことが、ついにわからなくなって/ワフウフ

みなさんこんにちは! ワフウフです。

アルツハイマー型認知症になった母・あーちゃんの介護を姉・なーにゃんとふたりでしています。

認知症が発覚した当時、母は父・たんたんと自宅で暮らしていましたが、父の重なる精神的・経済的DVから逃れるため、2019年4月、自宅を出て介護付有料老人ホームへ入居しました。

【前回】老人ホームにいる母とテレビ電話で交流したい! でもなぜか画面に不信感があるようで...

老人ホームに入ってからも、母は毎年お正月を姉の家で過ごしています。

ワフウフ家も遊びに行くので、総勢7名で賑やかにお正月を過ごします。

母は子煩悩な人でも母性が強い人でもありませんが、それでも母なりに孫たちのことはとても可愛がってくれていました。

だから、毎年お正月に孫たちに会えることをとても楽しみにしてくれていました。

しかし...

【2020年】
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この頃はまだ、孫の名前をちゃんと呼んでくれました。

【2021年】
この年はコロナ禍で老人ホームから外出できず。

【2022年】
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やっくんはワフウフの従兄弟です。
この年も名前を呼んでくれました。

【2023年】
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去年のお正月、遂に恐れていた言葉が母の口から飛び出したのです。

「メラニンと白玉でしょ!」と名前を言えば「ああ、メラニンくんと白玉ちゃん!」と理解したように言うのですが、

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それらの名前と目の前に立っている人とが上手く結びついていない様子でした。

これには、母に可愛がられてきた孫たちも大ショック。

「メラニン君はどうしているの?」

「白玉ちゃんは今何年生なの?」

と孫たちを気遣う言葉も日頃から時々は出る為、完全に忘れてしまったわけではなさそうですが、その存在が母の頭の中から薄れて行っているのは確かです。

そして、母は認知症だから仕方がないのですが、折角みんなで集まって楽しく過ごしたお正月の記憶が、全く残らないこともちょっと寂しいです。

とはいえ、母の体力や状況的に、いつまで外出して孫たちと食卓を囲むことが出来るのかは分からないので...

記憶には残らないとしても、少しでも楽しい時間を過ごしてもらいたいです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

ワフウフ

アラフィフの主婦。昭和を引きずる夫、大学生の長男、高校生の長女の四人家族。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。電車で1時間半強かかる場所に住む実母の生活のフォローに姉とふたりで四苦八苦する毎日を、イラストと笑いと毒をほんのり混ぜながらブログに綴る。

ワフウフさんのブログ:「アルツフルデイズ」

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