みなさんこんにちは! ワフウフです。
アルツハイマー型認知症になった母・あーちゃんの介護を姉・なーにゃんとふたりでしています。
【前回】「胃がムカムカするの」認知症の母が胃カメラ検査を受けて判明した「お腹に詰まっていたもの」
認知症が発覚した当初、母は父・たんたんと自宅で2人暮らしをしていましたが、父からの度重なる精神的、経済的DVから逃れるため、母は2019年4月に介護付有料老人ホームへ入居しました。
母のいる介護付有料老人ホームでは、現在面会に制限はありません。
居室内まで入れるので母の世話をするのがコロナ禍よりだいぶ楽になりました。
コロナ禍では面会制限があったので、毎日電話をして母とコミュニケーションをとるようにしていましたが、母が電話の操作がうまく出来なくて話せないことがあったり、また、電話で話す事は出来てもお互いの言葉がうまく伝わらなかったりしたので、母の様子がよく分からないことが多くて困りました。
それで、老人ホームに相談したうえで母の部屋にカメラ付のアレクサを置かせていただくことにしました。
エアコンと繋げて室温のコントロールも出来るし、将来母がまったく携帯電話の操作ができなくなった時にアレクサの呼びかけ機能を使って会話も出来ます。
カメラがついていればお互いの顔を見ながら通話することも出来ます。
良い事づくめです。
しかし、ただアレクサを設置するだけのことが一筋縄では行きませんでした。
いくら説明しても、母がアレクサが何なのかを理解できないのは仕方ありませんが、何故だか積極的にアレクサを排除しようとするのです。
何でもかんでもあちこちに隠してしまう母に備えて、アレクサ本体にもコンセントにも「さわらない!」「ぬかない!」というテープを貼っておきました。
しかし...
母はすぐにコンセントを抜いてしまいます。
また、画面を鷲づかみにして自分が映らない角度へ変えてしまうこともあります。
本能的に「カメラで覗かれている」と思うのでしょうか。
カメラ穴をカメラ穴として認識出来ているかすら微妙だというのに、不思議なものですよね。
今でも、母がスイッチを切ってしまったり画面を動かしてしまうことが頻繁にあるうえ、アレクサカメラを起動すると母がすぐさま反応して画面の向こうから睨んでくるため、使うのにもなかなか気を使います。
ですが、母の思わぬ行動を見ることが出来ることも多々あり、今では姉とワフウフにとっては欠かせない介護ツールとなっています。
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