みなさんこんにちは! ワフウフです。
認知症になった母・あーちゃんの介護を姉・なーにゃんとふたりでしています。
【前回】認知症の母が唯一忘れることのない電話番号。何度も電話をかけてしまうのが切ない...
認知症が発覚した当時、母は父・たんたんと自宅で2人暮らしをしていましたが、認知症になった母の介護に全く協力せずに経済的、精神的なDVを繰り返す父から逃れて、2019年4月に介護付有料老人ホームへ入居しました。
母は昔から胃が弱かったのですが、老人ホームに入居してからしばらく経って、頻繁に
と言うようになりました。
しかし、血液検査の結果胃に異常はなく、胃の後ろにある膵臓が炎症を起こしていることが分かりました。
どうやら数年続けていたインスリン注射が膵臓に負担になっていたようです。
そこでインスリン注射をやめると、数ヶ月して膵臓の数値は正常に戻りました。
しかし、それでも母は変わらず「胃がムカムカする」と言い続けます。
でも、「胃がムカムカする」といった側から「お腹が空いたわ!」と言い出したりもするのです。
母の言うことを疑うわけではありませんが、ただでさえコロナ禍で、大病の手術ですら後回しにされるような状況の中で、しかも、母は老人ホーム内診療を受けずに外部受診をしていたので、外部受診に出かけるのにもその都度老人ホームに許可をいただかなくてはならなかったのです。
「胃がムカムカする」程度のことで検査を受けに行くべきか悩ましいところでした。
ましてや、認知症が進んだ母に胃カメラをする事が理解できるのだろうか? 耐えられるのだろうか? そういう面でも心配でした。
結局、しばらく様子を見ていましたが母の胃の不快感がなかなか治らなかったため、老人ホームとも相談し近所の消化器内科で予約をとり、母は鎮静剤を使用していただいて胃カメラの検査を受けることができました。
結果...幸いにも慢性的なもの以外、胃の異常は見つかりませんでした。
が、なんと撮っていただいたCTで、母の腹部には驚くほどの量の便が溜まっていることが分かりました。
先生が仰るには「便が溜まりすぎて胃を押し上げているから胃の不快感があるのではないか」と言う事でした。
高齢者は加齢に伴い腸の動きが悪くなることや、腹筋や肛門括約筋が弱くなることで便秘になりやすいとよく聞きますが、まさか便が溜まりすぎて胃の不快感を起こすとは...!
しかし、認知症が進んだ母は自分がいつ便が出たかなんてことを覚えているわけがないので、便通の管理をするのはとても難しいことなのです。
今でも、母が胃がムカムカすると言った時にはせめてもの対処法として水をたくさん飲むように促したり、お腹に刺激が行くように簡単なストレッチをさせることくらいしかできません。
でも、高齢者の身体の不調には母のように便秘が関係していることもあるかもしれないので、皆さんも心に留めておいてみてくださいね。
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