皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。
ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
【前回】「モラハラ夫と別居したい」彼にバレないように引っ越し準備。少しずつ物を運び出し...
最近、ねんきんネットをたまに見ています。
先日転職して厚生年金を外れたこともあり、将来の年金額がどれくらい変化するか知りたいと思ったのが事の始まりです。
年金額の結果は多少減る程度だったのですが......
その時に過去の年金の支払い状況を確認したら、なんとも言えない懐かしさが甦ってきて、そのまましばらく見続けてしまいました。
私も自分の過去の思い出に浸ることはありますが、子どもがいないせいか、遡っても20年以内のことばかりです。
でもねんきんネットを見ると、高卒で就職した会社の名前と勤めていた期間が記載されています。
その後、会社を退職してバイトを始めた頃になると、会社名は無いけれど国民年金に変わっていたり......
普段生活していて、最初に勤めた会社の事を思い出すことは、ほとんどありません。
恥ずかしながら転職歴が多いので、辞めてから今まで、一度も思い返したことのない会社の名前もありました。
そういった、懐かしい名称がちょくちょく出てくる支払いの記録のせいで、頭の奥底にしまわれていた記憶のフタが開くような感じがして、とても懐かしくなりました。
私は20代後半から自営業になり、ねんきんネットの記録もそこから十数年ほどの間、国民年金の支払いが続きます。
そして40代に差しかかった頃に、初めて『第3号被保険者』になりました。
そう、それが元夫と結婚した時期です。
思えば当時はまだ将来に希望を持っていました。
20代、30代の働き盛りを過ごした関東を離れ、北海道に渡り、紆余曲折の末、結婚に至ったあの頃。
すでにアラフォーになっていた私は、結婚後の苦労もやぶさかでないと思っていました。
甘かったです。
私の元夫は、もともとは会社員でした。
会社の業績不振から大幅なリストラが行われ、社長と営業部長と元夫の3人で同じ事業を引き継いだ自営業者になって、どんどん収益が下がって行きました。
しかしそういった事実の流れを私がちゃんと知ったのは、かなり後のことになります。
元夫はとにかく秘密主義でした。
私が第3号被保険者でなくなり、厚生年金から国民年金へ支払いを変更すると知ったのは、結婚後、約3年が経った頃。
突然、私宛の国民年金の払込用紙が家に届き始めたのがきっかけです。
夫が会社員でなくなったことを知ったのは、その時が初めてでした。
しかし、どう言った経緯でそういうことになったのかは、教えてもらえませんでした。
ただ 「君の分の年金もこちらで払うから、払込用紙が送られてきたら、そのまま俺に渡して欲しい」
そう言われて、その後、何年も年金機構から郵送された封筒を元夫に渡していました。
しかし隠し事は、いつかバレるものです。
年に一度届く『ねんきん定期便』で、私は自分の支払うべき年金が未納になっていることを、後から知りました。
そのことで元夫に抗議して、自分の分は自分で払うのを条件に、なんとか年金の未納だけは止めてもらいました。
そのため年ごとに国民年金の保険料は全額免除や半額免除、4分の1免除などと支払額が異なっています。
だから今も、ねんきんネットを見るたびに「ああ、この年は元夫の仕事が不調だったな」とか「この年は少し持ち直したな」などと、当時の苦労を思い起こすことができるのです。
まあ、黒歴史でもありますが......
こんな感じだったので、離婚の時もあえて年金分割はしませんでした。
すでに私も元夫も60歳になり、年金保険料の支払い義務から解放されているので、今は心穏やかに当時を振り返れますが......
65歳になって、年金を受け取れるようになって、目減りしている金額を見てから「あの時ああすればよかった」とか「こうすればよかった」などと、後悔する日が訪れるのかもしれません。
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