「そんな年上女とは別れろ」部下の恋愛相談に得意気に答える夫。次第に険悪な空気に.../くるぴた

皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。

ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。

【前回】隣の奥さんが突然そっけない態度に...その裏には元夫の「ありえない策略」があった!

「そんな年上女とは別れろ」部下の恋愛相談に得意気に答える夫。次第に険悪な空気に.../くるぴた taikenki_kurupita50.png

普段は眉間にしわが寄っていて、気難しさが表情に出ている元夫。

あまり人望があるようには見えない人でしたが、それでも元夫を慕う部下が一人いました。

仮にAさんとします。

めったに来客のない我が家に、Aさんだけは2カ月に一度は遊びに来ていたほどです。

2人が勤めていた会社の経営が思わしくなく、Aさんは転職してしまったのですが......

元部下になっても、交流はその後も続きました。

Aさんは私達より15歳ほど年下で、長身のガッチリ体形の男性です。

物怖じもしないが遠慮もしない、すぐ相手の懐に入ってくる人で、よく元夫のような気難しい人間と仲良くなったものだと不思議に思いましたが......

2人とも酒豪でゲーム大好き。

人に口うるさくいったり言われたりが嫌いな、ざっくばらんな部分でウマが合ったのかもしれません。

いつもリビングでしばらくお酒を飲んで話をした後、元夫の私室にゲームソフトを持って行き、酔っぱらいながらワイワイ遊んでいました。

そんな状態が数年続いたある日。

普段だったら食事の後はゲーム部屋に直行しているAさんが、神妙な顔つきで元夫に向かって言いました。

「ちょっと相談したいことがあります」

元夫は気を利かせたのか、Aさんと2人で私室に行くと「少しの間、ここ閉めるからな」と普段は解放しているドアを閉めました。

2人が何を話しているのかが気になりながらも、キッチンで洗い物をしていると、元夫がドアの隙間から顔を出し「ちょっとこっちに来てくれるか?」と私を呼びました。

お酒の追加かと思い、追加のビールを持って部屋に行くと、元夫から言われたのは「キミの意見も聞かせてほしい」でした。

Aさんの相談内容は、交際中の女性に関すること。

Aさんは転職後、介護施設に就職し、同じ職場の10歳近く年上の女性と付き合っていました。

年齢差を感じさせない若々しい人で、休みが合うたびに彼女のマンションに泊まりに行っていたそうです。

しかし数カ月経って、彼女から「うちでゴロゴロするだけなら、もう来ないで欲しい。来るなら食事代やお酒代を出して欲しい」と言われたのだそう。

Aさんとしては結婚も考えていたため、どうしたらいいか悩んでいたとのこと。

元夫の意見は「そんなことを言う年上女は別れとけ」でした。

お相手がかなり年上の女性だったことで、変な優越感を持ったのかもしれないのですが、元夫は普段そんな事したことがないのに、私の肩を抱き寄せてきて「情があればそんなことをしなくても付いてきてくれる」とAさんに言いました。

それを聞いて一瞬ゲッと思いながら、私は「彼女さんがそう言うなら、実費くらいは払った方がいいかも」と言ったのですが、Aさんは納得がいかない様子。

その後も元夫は酔いもあってか、彼女さんをこき下ろすようなことを言います。

帰り際のAさんはすっかり表情が無くなり「お邪魔しました」の一言だけで帰っていきました。

それっきり、彼が我が家に遊びに来ることは無くなったのです。

元夫はAさんに対して「しょうがねえ奴だな」などと言っていましたが、どう考えても失礼だったのは元夫の方。

女性が10歳上だろうが、本人が納得しているなら他人が口を出すことではありません。

お金の件に関しては彼女さんが文句を言うのは当然のことだし、Aさんの甘え過ぎだと思うのです。

それなのに『文句を言わずにお金を出す嫁』の例として自分が引き合いに出されるなんて......納得がいきません。

私だって好きで家計を負担していた訳じゃないのです。

文句を言えば家庭が暗くなる、険悪になると思ったから、普段は元夫に何も言わなかっただけに過ぎません。

それなのに例として引き合いに出されるのが納得いかないし、いくら元部下でもああいう言い方は失礼です。

結局縁が切れてしまったので、Aさんが彼女とどうなったのかは、もう分かりません。

あれだけ得意気に語った元夫が離婚したのも多分Aさんは知らないでしょう。

いずれにせよAさん達が私たち元夫婦のような、後腐れのある結末を迎えてないことだけは祈っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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くるぴた

モラハラ変人夫との「追いはぎに遭ったような」結婚生活を終わらせた『くるぴた』です。現在は病院で清掃のパート等をして、生計を立てています。親も子もないアラ還の独り暮らしは寂しいけれど、離婚によって多くのストレスから解放されたので、後悔はありません。ブログ『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人です。

くるぴたさんのブログ:ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記 

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