皆さま、こんにちは。医療ジャーナリスト・吉澤恵理です。
私は、108kgまで増えた体重から53kgの減量に成功した経験があります。
前回のコラムでは、ダイエットへとなぜヤル気スイッチが入ったかと挫折しない工夫をお話しました。
前回のエピソード:私そんなに太ってる?ママ友に「いつ出産?」と聞かれダイエットを決意
読者の皆さんから「30品目ダイエットって痩せないって噂もありますが本当にその方法で痩せたんですか?」といった内容の質問が寄せられました。
実は、まだお話していない私のダイエットに欠かせない秘密があります。
人の体は食べるものでできている
いつの時代も様々なダイエット方が話題を集めます。最近では、肉だけダイエットや炭水化物抜きダイエット、一日一食ダイエットなどが話題でしょうか。
どれも短期間であれば体重は落ちると思いますが、長く続けた場合には人によっては健康被害が出る可能性があります。例えば、肉だけダイエットではタンパク質の過剰摂取によって腎機能の低下が起きる可能性があります。
「人の体は食べるものでできている。」とよく言われますが、私はこの言葉の通り、人がどうあるかは食べるものによって大きな影響を受けると思います。
カロリーよりも栄養素にこだわる
ダイエット中は、カロリーにこだわりがちですが、私がこだわったのはカロリーよりもバランス。炭水化物、タンパク質、ミネラルを30品目の中からバランスよく取ること にこだわりました。
炭水化物とタンパク質はカラダを作る必要な栄養素であると同時にエネルギーとなり脂肪を燃焼するためにもしっかり取る必要があります。
ミネラルは代謝をアップにも欠かせない栄養素。「もっと簡単な方法がいい」と思われるかもしれませんが、ダイエットはコツコツと継続してこそ結果が出るもの。ダイエット成功者の多くは、地道な努力を重ねています。
でも言い換えればダイエットは、やった人勝ちです。ぜひ、ダイエットを始めようと思っている方は継続してほしいなと思います。
秘密は、「1ヶ月に1kg痩せる」を目指すこと
1kg痩せるって聞いても「なんだ1kgじゃ誤差範囲。」などと思うかもしれませんが、たかが1kg、されど1kgです。1ヶ月に1kg減らせば、1年後には12kgが減量できることになりますよね。実は、30品目の他に私が心がけたのが「ごはん1膳の我慢」。
体脂肪を1kg減らすためには、7000kcalのカロリーを消費する必要があります。1日に換算すると、約230kcal。そして、ごはん1膳(普通盛り140g)は約230kcalです。
単純計算ではありますが、1日にごはん1膳程度を減らせば1ヶ月で1kgの減量が期待できると考えたのです。
これならできそうじゃないですか?
そういった小さな努力が大きな結果を生むのだと私は思います。
必ずしもご飯で減らさなくてもいいと思います。毎日、習慣的に食べているものを230kcal分減らせばいいのです。
食べることを減らせないという場合は、230kcalを消費してもいいですね。おおよそではありますが、早歩きでウォーキング20-30分で230kcal消費できると言われます。一駅歩くなどを日常生活に取り入れるのもおすすめです。
ダイエットは難しいことではありません。自分ができそうなことを、スタートしてみてはいかがでしょうか。
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